トランスヒューマニズムは、新しい科学技術を用いて人間の身体能力や知能を進化させようとする思想です。
人体と機械との融合等、SFの世界の出来事だったものを実現させようとしています。
そして、トランスヒューマニズムの中でも注目されているのが、人間の体内に埋め込むマイクロチップの技術です。埋め込むと決済等の便利な機能が使えるようになり、既に利用者も世界中にいるようです。
一方でマイクロチップは全世界規模で埋め込み計画が進んでいるとの黒い都市伝説も噂されています。この計画は果たして私達にどう関わってくるのか、気になりますね。
今回は、トランスヒューマニズムとマイクロチップについての真相に迫りながら、近い未来に訪れるとされる『マイクロチップ埋め込み計画』について迫っていきます。
トランスヒューマニズムの真の目的とは?
マイクロチップと関連の深い「トランスヒューマニズム」。果たしてどのような思想なのでしょうか?
最終的な目標は永遠の命を手に入れること
近年、都市伝説の中でも注目されているワードである「トランスヒューマニズム」。その始まりは、1980年代にアメリカのカリフォルニア大学で、この思想の持ち主が集まり出したことだと言われています。
当初、その思想はSFの物語のようなものでしたが、段々と科学技術が発展していくにつれて現実化されるようになりました。
トランスヒューマニズムの目的は「科学技術を積極的に活用することで生物学的限界を超越しようとする思想、運動、哲学」です。そして、最終的な目標は病気や障害、老化や死を克服して永遠の命を手に入れることだと言われています。
具体的には人体冷凍保存等の延命技術や、人体と機械(マイクロチップやハイテク義肢等)との融合による身体改造等です。
フィクションで永遠の命や不老不死をテーマにしたものは、よくありますが、それを現実にしようとしているのがトランスヒューマニズムだと言えます。
ちなみに、トランスヒューマニズムは省略して「H+」と表記することもあります。
最近では、トランスヒューマニスト(トランスヒューマニズム支持者)であることを表す記号にもなっています。
皆さんの中にも、SNSのアカウント名やプロフィールで「H+」とどこかに表記している人を見たことがあるかもしれません。その表記があれば、その人はトランスヒューマニストであるということです。
すでに100か国以上の国々に存在する『トランスヒューマニスト協会』
トランスヒューマニズムは、多くの日本人にとっては未知のものといった印象だと思います。
ここで、少し世界に視野を広げてみましょう。なんと驚くことに、100か国以上の国々からなっている「国際非営利団体世界トランスヒューマニズム協会」という団体が既に存在しています。
この団体は、1998年にオックスフォード大学教授のニック・ボストロムと哲学者のデイヴィット・ピアースが設立しました。アメリカのカリフォルニア州に本部があり、トランスヒューマニズムの啓蒙活動等を行っているそうです。
そして、この協会の日本支部である「日本トランスヒューマニスト協会」も存在しています。
2018年に設立され、東京都に本部があります。セミナーによる啓蒙活動やマイクロチップ埋め込み環境の整備等を行っているようです。また、不定期ですが「マイクロチップキャンペーン」というものを行っています。
これは、当選した方に無料でマイクロチップ埋め込み手術を行うというキャンペーンです。実際にどこで手術を受けるのかは不明ですが、無料というのは凄いですね。
このキャンペーンは過去数回実施しており、実際に埋め込みを受けた方もいるようです。もしかしたら、皆さんの知り合いの中にも、当選してマイクロチップを入れてきた…という方がいるかもしれません。
マイクロチップがもたらす未来の世界
日本トランスヒューマニスト協会でも埋め込みを推進しているマイクロチップ。トランスヒューマニズムの中でも、代表と言える科学技術です。
現在、全世界で既に約50万人がマイクロチップを体内に埋め込んでいるそうです。日本人の中では、Mr.都市伝説の関暁夫もマイクロチップを埋め込んでおり、手術シーンがテレビで放送され話題になりましたよね。
全世界規模で今後も埋め込む人は増えて行き、20年後にはマイクロチップの埋め込みが当たり前のようになるだろうと言われています。
マイクロチップとは、一体どのようなテクノロジーなのでしょうか?
体内への埋め込み方法
体内への埋め込みと言っていますが、具体的には手の甲の皮膚の下に入れることが多くなっています。大きさは直径約2mm、全長約12mm。米粒を2つ繋げた位です。細いカプセルの様な形をしています。
これをどうやって体内に埋め込むのか、気になりますよね。
専用の注射針によって体内にマイクロチップを埋め込むそうです。比較的簡単な手術のようですが、予防接種の注射よりも針が太いので痛そうです。
また、あくまでも体内に異物を入れることなので、体への影響は無いのか心配にはなります。
ちなみに、日本国内においてマイクロチップの人体への埋め込みは医療行為であり、施術を行うには医療認可が必要になります。
日本国内で埋め込みができるところは少なく、日本トランスヒューマニスト協会はそういった場所を増やすための環境整備を行っているそうです。
マイクロチップでできること
手に埋め込んだマイクロチップは専用のリーダーで読み込むことで、登録データの確認や鍵の開閉、決済機能等が利用できます。イメージとしては、Suicaや自宅の鍵が小さくなって手の中に入った感じです。
実際に、コンビニで手をリーダーにかざして支払いを行った人を見た…という話もあります。おそらく既に埋め込みを行った人なのでしょうね。
ネット上で埋め込みを公表している人もおり、日本人の中にも段々と利用者が増えているようです。
多くの方がガラケーからより便利なスマホに乗り換えたと思いますが、人間は便利なものに流れる生き物です。
遠くない将来、マイクロチップの便利さに惹かれて埋め込みをする人が、同じ様に増えていきそうです。
海外でのマイクロチップ事情
ちなみに、日本よりもアメリカ等の海外の方が、マイクロチップの開発研究や埋め込みが進んでいます。
アメリカの企業の中には、セキュリティ等の理由で従業員にマイクロチップの埋め込みを義務付けているところもあるそうです。また、スウェーデンでは国営鉄道の支払いがマイクロチップで行えます。
現在、各国の企業や研究者によってマイクロチップの小型化等のさらなる開発が進められています。
今は米粒程度のサイズですが、より小さくなったものが開発段階にあるそうです。小型化すれば埋め込みの負担は、確実に今よりも減ります。より細い針で、痛みも少なく簡単に埋め込みが完了するのかもしれません。
埋め込み手術を受けるハードルがどんどん下がって、より気軽にマイクロチップを入れる人が増えるのではないでしょうか。
マイクロチップ埋め込み計画についての黒い噂
マイクロチップはその便利さが注目される一方で、噂されている全世界規模でのマイクロチップ埋め込み計画。一体どのような計画で、私達にどう関わってくるのでしょうか?
マイクロチップ埋め込み計画とは
私達の生活を便利にしてくれるマイクロチップ。まだ、たくさんの人が利用しているとは言えませんが、同じように登場当時は利用者が少なかった携帯電話は、現在では持つことが一般的になりました。
マイクロチップもその便利さから20年後には埋め込みが当たり前になると言われています。
実は、このマイクロチップは政府が国民を管理するためのツールとして使用されるのではないかという陰謀論がまことしやかに囁かれています。
この計画こそが、『全人類マイクロチップ埋め込み計画』です。
マイクロチップによって個人情報の管理や決済が行える…と言いましたが、つまりはマイクロチップ自体が個人情報の塊なのです。
今後ますます使える機能が増えて行けば、それだけ多くの情報がマイクロチップに蓄積されてしまいますね。
そして、その膨大な個人情報は政府による国民管理に利用されると言われています。
決済情報から資産状況やクレジットカードの支払い状況等がわかりますし、買い物の履歴や位置情報からは行動履歴も読み取れます。
マイクロチップから得られた情報は個人の人間性を知るのに役立ちます。
そこから、犯罪の検挙や金融関係等の信用スコアの判定に活用されるのではないかと言われているのです。
どうやって計画が推進されていくのか?
さて、マイクロチップ埋め込み計画がどのように推進されていくか、気になりますよね?
政府から国民に命令がある訳では無く、もっと別の方法だと噂されています。それは、目には見えない形で、国民が入れざるを得ないように政府は仕組んでいくのだというのです。
2019年10月から消費税率が10%となるにあたって、キャッシュレス・ポイント還元事業が始まったことを覚えていますか?
それを機に、利用者もキャッシュレス決済ができる店舗も増え、2019年は日本のキャッシュレス決済元年とも呼ばれています。
ポイント還元制度やスマホで気軽に支払える便利さから、利用者が確実に増えて行きました。これは、別に政府からの命令があった訳ではありませんよね。
マイクロチップの埋め込みに関しても、国民が埋め込みを選択するように、政府主導で何かが仕組まれるのではないかと言われています。それは、キャンペーンかもしれませんし、マイクロチップを埋め込まないと特定のサービスが受けられなくなるといった囲い込みなのかもしれません。
マイナンバー制度は計画の前準備だった
また、国民を管理する…と聞いて思い出すのがマイナンバー制度です。
日本では2016年1月からマイナンバー制度が開始しました。戸籍データや年金データ等が、番号によって全て紐づけされるため、開始当初から政府による国民管理だと噂されていました。
2020年9月からマイナポイント事業が始まることをきっかけに再び注目されています。
このマイナンバー制度については、政府による国民管理の1つであり、マイクロチップ埋め込み計画の前準備であるという話もあります。
マイナンバーによって管理されることに慣れさせた上で、マイクロチップの埋め込みを広めていくということです。
マイナンバー単独でも複数の個人情報が紐づけ管理されています。
今後、マイナンバーとマイクロチップにより得られた情報が連携されることで、政府による管理体制はより強くなるのではないでしょうか。
マイクロチップはやがて脳に埋め込まれる?
現在、マイクロチップは手に埋め込むことが主流となっていますが、埋め込み計画の最終段階として、やがては脳に埋め込まれるという噂があります。手に埋め込むものとは、どうやら別の役割があるようです。
脳に埋め込まれたマイクロチップは、人間の記憶等の脳が持つデータを読み取り、クラウド上にアップロードする役割を持つと言われています。
そうすると、何ができるようになると思いますか?忘れてしまった記憶や必要な記憶を好きなようにクラウド上からダウンロードできるようになるそうです。
そして、データを蓄積していくことでクラウド上に自分の脳のコピーができあがります。この脳のコピーがあれば、新しい人体や機械の体にダウンロードして永遠の命を手に入れることができるという噂もあるのです。
夢の様な技術ですが注意しないといけないのが、クラウド上にアップロードされた脳のデータは第三者から監視される可能性があるということです。その第三者というのは、政府とも、監視用AIとも言われています。
脳にマイクロチップを入れることで、より多くの情報が監視対象となり、人間はさらに管理される存在になるのだそうです。
そして万が一、人間性に問題があるとわかった場合、どうなると思いますか?
予測逮捕の結果として逮捕される、危険人物のブラックリストに入ってしまう、消される…なんていうことも十分あり得るのです。
さいごに
人体と機械の融合といった、これまでSFの世界の出来事だったものを本気で現実にしようとしているのがトランスヒューマニズムの思想です。
まだ日本では知られていませんが、マイクロチップの利用者が増えていることもあり、段々と広まっている感じがします。
マイクロチップには日常生活で役立つ機能が搭載されており、私達の生活を便利にしてくれるでしょう。
普段使っているスマホもたった1つで電話、ネットと色々使えて便利です。マイクロチップもスマホのようにどんどん機能が増えて行くことで、今後さらに普及していくのではないかと思います。
そして、その便利さの裏側で展開されようとしているマイクロチップ埋め込み計画。
その真偽は不明ですが、マイナンバー制度の導入を考えると、行われている可能性を全て否定することはできないと感じます。
2020年9月からのマイナポイントの開始に合わせて、マイナンバーに関する宣伝も最近増えてきています。これもまた、国民管理の一環なのかもしれないですね。
同じように、そう遠くない未来に、やたらとマイクロチップのニュースやCMが流される時が来たら…それは本格的に埋め込み計画が動き出したという合図なのかもしれません。
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