殿堂入り都市伝説はこちら!

【奇妙な話】交通事故で生死を分けた一晩の出来事

【投稿者:へえさん】

現在、63歳で還暦を過ぎた初老の男です。
あれは今から47年前になりますが、あの当時は17歳の高校性の
夏休みに入るちょうど、一日前でした。
あの頃は恋愛に、すごく興味があり、普段から彼女が欲しくてたまらない年代でした。
しかし、通っていた高校は共学でしたが、なぜか、男と女のクラスが分かれており、
高校に入学してからずっと彼女のいない寂しい学生生活を送っていました。
そんな時、たまたま、中学生の同級生の男友達から電話があり、久しぶりに会話が弾み、
その時の男友達が結構、女のコにモテる背の高いイケメンで、異性の話題にかわり、
それなら、彼女を紹介してあげるよ!と、電話終了後に彼の自宅に行くということになりました。
その時の時間帯は夕方6時頃で、彼の自宅まで自転車で1時間位かかる、割と距離のある場所でしたので、
50ccの原付バイクで行こうと思い、バイクを走らせました。
しかし、その当時、私は視力が悪く、眼鏡が必要でしたが、嬉しさのあまり、そんなことも気にせず、
かなり、スピードを出して彼の自宅へ出かけました。
その途中、前方を走っていた車があり、追い越しをかけたその時、片方車線から来ていた対向車(普通自動車)
と正面衝突をしてしまいました。
あの当時は、ヘルメットもつけず、衝突した瞬間に後ろに背中から飛んでしまい、そのままコンクリートの
地面に後頭部からたたきつけられました。その時の瞬間は痛いという感覚よりも、あっという間の出来事でしたので、
その場で意識を失い、それからどの位の時間が過ぎたのかもわからず、気が付いた時には救急車の中でした。
意識が戻った時の救急車の中では気分が悪くなり、吐き気がしていましたが、体が全く動かず、そのまま病院で
即、手術となった模様です。
ひどい頭痛がして、気持ちが悪くて言葉も話せず、そのまま手術となりました。
手術前の容態は、顔面の眼球が剝れあがり、もしかしたら眼球、片目失明で、命も一晩、持つかどうか
わからなかったそうです。
手術をしている間は麻酔で全然、意識はありませんでしたが、その時に不思議な夢を見たんです。
それは、あれから47年過ぎた今でも鮮明に記憶してるのですが、確か夢の中で、目の前に小さな川が流れ、その上を
渡れるように小さな橋がかかっていました。そして、その先の川の向こうに観音様みたいな人と、老人の男性、2人
が立っており、その川の向こうに渡ろうとしたところ、老人の男性が、私に向かって、こっちに来るな!戻れ!と必死に叫んでいたのです。
その時に「はっ」と目が醒めたんです。
お前は、まだこの世でやり残すことがあるんだ!まだ早すぎるぞ!
という教えだったのかもしれません。
あれから、約1ヶ月間、治療し続けましたが、どうにか無事、退院できて今の生活があります。
もし、あの時、私が何もわからず、あの橋を渡っていたら、17歳で生涯を閉じていたかもしれません。
同じような体験は、時々、ネットや本の情報などで入って来ますが、死後の世界って本当に存在するんだな!
と実感して毎日を生きております。