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【ゾッとする話】赤い女

【投稿者:美智子さん】

私が高校生の頃、近くにカラオケ店がありました。
小さい田舎街の古いカラオケ屋で当時は客も少ない印象でした。
当時私は友達が少なく、1人でカラオケに行くことはありませんでした。
ある日学校に転校生がやってきました。
私のクラスで当時は人数が数人と少なかったので田舎街では珍しく私はすぐに友達になりました。
その子は智美と言い大人しくていつも真面目で熱心に授業をしている印象でした。
でも昼休みはいつも窓の外を眺めている事が多かった印象でした。
ある日学校帰りに、智美とカラオケに行きたいと思い智美を誘い、古いカラオケ屋に足を運びました。
受け付けはガラガラで客はほとんど来ておらず、すぐにカラオケができました。
歌い初めてからあっという間に2時間が過ぎていました。
智美も私も歌い疲れその日は帰りました。
それから1週間後、智美から「またカラオケ行かない?」と言われ余程カラオケ好きだったんだなと思いました。
そしてカラオケに行きました。
その日はちらほら客がきていて受け付けの方が部屋の鍵を渡すと、智美が「203号室でお願いします」と言うのです。
受け付けの方は動揺しながら「203号室の鍵です」と智美に渡し部屋に入りました。
いつも通りカラオケを楽しんでいたら、突然智美が、モニターを見ながら歌わずに微笑んでいて、私は「どうかしたの?」と聞きますが取り憑かれたようにずっとモニターを見て何かと会話するように微笑んでるのです。
モニターにはカラオケしか流れてないのに少し不気味に感じて、今日はもうこの辺にしよう?と智美と店を出て帰りました。
次の日の学校帰りまた、智美が「カラオケ行こう」と言い内心気が乗りませんでしたが、仕方なく行きました。
その日は人が全くおらず、受け付けの方が鍵を渡すと「203、203がいいの」と言い受け付けの方が「あそこは、、」という前に走って行きました。
鍵を貰い203号室で歌って1時間くらい経過したその時、すごい耳鳴りに襲われその瞬間目眩と気分が悪くなり、智美に「今日はもう帰ろう?」と言うと「あの子がまだ来てないから帰れない」と言うのです。
カラオケには2人、誰もいない部屋に何を言っているのかと思い、「あの子って誰なの?」と聞きました。
すると、「赤い女の子」と言うのです。
何かの冗談だと思い、「赤い女の子なんて何処にもいないでしょ?」と言ったその時モニターを見ながら「やっと友達が来た」とモニターを見ながら微笑んでいるのです。
私は嫌な予感がして、「もう帰ろう!」と強く手を引っ張ってもう一度モニターを見るとそこには、この世の者ではない赤い服を着た女が映っていたのです。
私は「早く出よう!!」と引っ張っても智美は取り憑かれたように、その女と話しているのです。
怖くなり1人で出ようかと思いましたが、智美が危ないと思い必死で問いかけ続けました。
「その人は友達なんかじゃない、もう居ないんだよ!」するとモニターから赤い服の女が少しずつ顔を出し智美の腕を掴み「ともだち」と言いモニターの中に引きずり込もうとしました。
私は智美の腕を掴み、「目を覚まして!その人はこの世の人じゃない!」と言い何度も問いかけ続けました。
赤い女を見て微笑む智美に「目を覚ませ!」とビンタをしました。
智美は正気に戻り倒れました。
赤い女は私の顔を見て「お前も道ずれにしてやる!」と憎しみに溢れた表情で少しずつ近づいて来ました。
私は智美を背負いドアを開けようとしてもドアが開かないのです。
「誰か!開けて!!」と大きな声で叫びました。
徐々に近づいてくるその女にモニターから響き渡る不気味に笑う女の声。
私の手に触れそうになったその時私は、昔おばあちゃんからもらったお守りを思い出しそれを見せつけました。
すると女は苦しみだし、聞いた事もないおぞましい声が響き渡っていました。
力尽きそうになったその時、受け付けのマスターが驚いた顔でドアを開けてなんとか203号室から出ることができました。
気を失っていた智美を2人で運び智美は数分で意識を取り戻しました。
何も覚えていない様子でした。
マスターが御札を持って、智美と私に、「ここは昔病院だったんだ。
203号室は霊安室の一角で使われてた部屋らしい。
噂では生きたまま解剖された患者や実験台にされた患者も多く廃病院になったんだ。
」その後に設立された病院も悪い噂が後を立たず病院はすぐに無くなりいまはカラオケ店として開業してるそうだったのです。
私が見たあの赤い服を着た女性は廃病院になる前の患者さんだったのでしょうか。
私は次の日花束を持ってマスターに203号室に供えて下さいとだけ伝え、それからそこのカラオケ店には行かなくなりました。
智美もその時の記憶は、全く無いらしく、カラオケに行こうと言われることもなくなりました。
あの時もし、おばあちゃんのお守りを持って居なかったら、どうなっていたのかと想像すると今でも怖くなる時があります。
2年後そこの、カラオケをたまたま通り過ぎると、そこにあの赤い女の人が笑みを浮かべながら立っていました。
私は念のためお祓いに行き当時マスターに貰った御札を今でも持ち歩いています。