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【怖い話】誰もいない家の中で・・・。

【投稿者:R.Tさん】

イギリスに留学中の話です。
私は北部の都市、ヨークという所に住んでいたのですが、休暇中にオックスフォードに住む友達を訪ねていきました。
当時、友達は他の友達二人とハウスシェアしていました。
その家は窓が少なく、昼間でもとても暗くて、なんとなく、嫌な空気感があって、なんとなく、怖い感じでした。
でも、数日、泊めてもらう予定でしたので、口に出したら、怖いなと思って、黙っていました。
二階にあるリビングルームでみんなで話をしている時に、一人が、「実は私、色々見えるんだけど、下の部屋の角に女の人がいるの見ちゃったんだよね・・・。
」と言い出すではありませんか!一気に怖くなって帰りたくなったのですが、着いたばかりでさすがに帰るとは言えないので、何事もないふりをしていました。
しばらくすると、ちょっと買い物に行かないといけないと友達が言い出しました。
友達とあと二人とも、買いたいものがあるから一緒に行くと言います。
私は一人で残るのがとても怖かったので一緒に行きたいと言いましたが、荷物が届く予定なので、残っていて欲しいと言われました。
怖いから嫌だとも言えず、私は了承せずを得ず、残って留守番をすることになりました。
二階のリビングルームで、一人。
怖いので、テレビをつけていましたが、内容は全く頭に入ってきませんでした。
すると、リビングルームのドアが、トントンと外からノックされました。
リビングルームは二階で、家には私しかいません。
玄関のドアがノックされたのかな?と思って耳を済ませましたが、シーンとしています。
そしたら、またノックの音が・・・。
どう考えても、リビングルームのドアがノックされています。
コンコン・・・と。
友達が帰ってきたにしても、リビングルームのドアをノックする必要はありません。
私は本当にもう背筋が凍りついて、ゾワゾワと鳥肌が立ち、ただ、コンコンとノックされ続けているリビングルームのドアをひたすら見つめているしかありませんでした。
どれくらいの時間、ノックされ続けるリビングルームのドアを見続けたでしょうか・・・。
とてつもなく長い時間だったように思いますが、ほんの数分だったかもしれません。
凍りついていたのですが、玄関のドアが開く音が聞こえて、ノックは鳴り止みました。
ガヤガヤと話ながら、友達が戻ってきた瞬間、私は堰を切ったように、友達の留守に何があったか話しました。
そしたら、下の部屋の角に女の人がいるのを見たという友達の友達が、「きっと私が見た女の人だね。
地縛霊だと思う。
かまって欲しかったのかも。
」と。
今、これを書いていても、思い出すと鳥肌が立ちます。
もし、私があの時にドアを開けていたら、どうなっていたのか?何が見えたのか?想像するだけで、今も恐ろしいです。

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