運命の赤い糸
今年の冬に開催されるサッカーワールドカップ。日本も7大会連続で本大会に出場が決まっており、グループステージで強豪国のドイツとスペインと同組である。
グループステージで、過去に日本が対戦した国は、アルゼンチン・クロアチア(2回)・ジャマイカ・ベルギー・ロシア・チュニジア・オーストラリア・ブラジル・カメルーン・オランダ・デンマーク・コートジボワール・ギリシャ・コロンビア(2回)・セネガル・ポーランドである。
クロアチアは1998年、2006年大会で同組になり、コロンビアは2014年、2018年大会で同組であったが、日本が同じ国とグループステージで2回対戦した国は、この2か国しかない。
しかし、アルゼンチンとナイジェリアは赤い糸で結ばれているかのようにグループステージで同居することが多い。
アルゼンチンは、過去16回出場し、今年のワールドカップで17回目の出場となる。
一方ナイジェリアは、過去6回出場し、今年のワールドカップはアフリカ予選で敗退となっている。
両国は、1994年大会、2002年大会、2010年大会、2014年大会、2018年大会における直近6回のうち、なんと5回もグループステージでの組み合わせが一緒になっている。
先程、日本を例に挙げたが、こんなことはなかなかない。もはや、運命の赤い糸で結ばれていると言っても過言ではないぐらいである。
対戦成績としては、僅差ではあるが5回ともアルゼンチンが勝利を収めている。
両国の「アル」、「ナイ」だけの単純な関係ではないと予測され、そこには大きな陰謀が隠されているのではないか?と巷では噂しれている。
抽選会八百長疑惑
グループステージの組み合わせは全て抽選会で決まる。組み合わせで決まっている事項は、開催国はグループA(A〜Hまで)になること、ヨーロッパ以外の大陸は同大陸連盟のチームと同居しないこと(ヨーロッパの場合は2カ国まで)、FIFAランクを元にポット分け(1〜4)されていること、の3つしか決まっていない。
ドロー方法は、ポット別に国名が記載された紙が入っているカプセルを引き、その次にその国がグループステージの1〜4番の紙が入ったカプセルを引く。まずは、ポット1から開催国+FIFAランク上位7カ国の8チームの抽選を行い、AグループからHグループのどこに入るのかを決め、その中で1〜4のどこに入るのかを決めていく。この工程をポット4まで進める。
実はこの抽選会で八百長をしているのではないか?と噂されている。というのも、FIFA前会長であるブラッター氏がチャンピオンズリーグの抽選会でイカサマがあったと証言している。方法としては、カプセルを冷やすか暖めるかで、どの国を引くのかを操作できると言ったものである。
確かによく考えてみれば、他の抽選方法もあるのに、なぜカプセルを使うのだろうか?という疑問に行き着く。抽選会も一種の催しであるため、見栄えなども考慮してのことだと思うが、いくらでも操作は可能なのだろう。実際に、アルゼンチンやナイジェリアは6回中5回も一緒のグループになっている事実も偶然で片付けられるものではないように思う。
アルゼンチンやナイジェリアのように赤い糸で結ばれているのか、はたまた何らかの闇の力が働いているのかは定かではないが、偶然を超越したことも起こるのが世界最高峰の祭典、ワールドカップなのかもしれない。
今回、ナイジェリアが本大会の出場を逃しているのが残念でならない。
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