フィラデルフィア実験
1930年代に計画されたアメリカ海軍おいて、軍艦を強力な磁場で透明化させる「レインボー・プロジェクト」が開始された。このプロジェクトには当時アメリカの科学界を牽引していた科学者たちが集結していた。一部の評論家には、エジソンよりも優れているとされているニコラ・テスラが実験の総指揮を執るようになった。
テスラの指揮の元、無人船における透明化実験は成功に成功を重ねていたが、第2次世界大戦(太平洋戦争)が激しさを増し、アメリカ海軍は更なる強力な軍事力を渇望し、「人体への影響に危惧がある」と反対していたテスラを追放した後、有人による実験の推進はであったノイマンをリーダーとし、1943年に有人船による「フィラデルフィア実験」が行われた。
フィラデルフィアの全貌
強力な磁場を発生させると、奇妙な緑色の霧のようなものが発生。エルドリッジ号がその霧に覆われた瞬間、レーダーからもその姿は確認できず、有人における透明化実験にも成功したと喜んだ束の間、それは透明化ではなく完全に消えたことに気付いた。
この時、軍艦はそこから直線距離で400キロ程離れたバージニア州ノーフォーク軍港に瞬間移動していたのである。
強い磁場により、乗員も透明化し、全身を炎に覆われる者、凍りついている者、透明化を通り越し消滅した者、デッキに溶け込み一体化する者・・・
結果、16名が死亡、乗員の大半は精神錯乱状態になった。
ここで初めて、アメリカ海軍上層部はエルドリッジ号船上の惨劇目の当たりにし、実験の継続を断念した。
真意の程は分からないが、後にステルス戦闘機が出始めたことを考えれば、この実験の惨劇を踏まえて改良されていた可能性は大いにある。
この悲劇的な実験から80年以上経過した今、アメリカではどんな最先端の実験が行われているのであろうか。
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