HARRP(ハープ」……一般的にはアメリカで行われている研究プログラムと公表されていますが、軍に関係しているためその詳細は機密事項となっています。
それ故に謎が多く、表には決して出すことができない研究が秘密裏に行われているという陰謀論が絶えません。
研究のために作られた装置は人工地震を引き起こしたり気象を操ることができる兵器ではないかといった都市伝説を聞かれた方も多いのではないでしょうか。
様々な噂が存在し、中には日本で起こった災害もHARRPに関係している?……といった話もあるのです。
この記事では、判明しているHARRPの情報や、世間で噂されているさまざまな都市伝説・陰謀論を読み解きながら、その正体に迫っていきます。
一般的に公表されているHARRPの情報
HARRPの概要について
HARRPの正式名称は「高周波活性オーロラ調査プログラム」と言います。
英語表記にすると「High Frequency Active Auroral Research Program」となり、その頭文字から略称「HARRP」と呼ばれています。
アメリカ空軍、アメリカ海軍、国防高等研究計画局 (DARPA)、アラスカ大学等による共同プログラムです。
高周波……と聞いても、聞きなれないために何をやっているのかがイメージしにくいですね。
HARRPでは、「電離層ヒーター」という特別な装置を使い、高周波を使用したオーロラ観測や電離層の挙動観測を行っています。
宇宙開発において電離層の性質が大きく関わりがあるために行われているプログラムなのだそう。
要するに、地球上空に向けて『新しい未知の装置』を使って高周波を照射することで、どのような変化が起こるのか観測しているということですね。
「電離層ヒーター」はアメリカのアラスカ州に存在します。

HARRPというと、この装置自体のことを指すことが多いです。
レポートで公表されているHARRPの能力
兵器だと噂されているHARRP。実はアメリカのレポートにおいて、研究によって判明した能力の一部について公表されています。
そのレポートでは主に以下の5つが記されています。
- 通信システムや監視システムに影響を与えること
- 電離層に混乱を与えてラジオやレーダーを無効化できること
- 衛星に影響を与えること
- 海底探査や惑星探査への活用
- 人工プラズマを発生させて空を明るくするといった能力
人工プラズマの代表的なものと言えば、普段日常生活に欠かせない蛍光ランプなどがあげられます。
HARRPはオーロラや電離層の観測といった元来の研究以上に、多くの能力を備えているようです。
特にシステム関係への影響は、軍事的にも利用できそうな機能だと感じます。
HARRPはニコラ・テスラの研究から生まれた?
HARRPには多くの都市伝説・陰謀論が存在しますが、その中には発明者に関するものがあります。
公表されているだけでも様々な能力があるとわかっているHARRPは、かつて存在した1人の天才発明家の研究から生まれたと言われています。
天才発明家ニコラ・テスラ
蓄音機や白熱電球を発明したトーマス・エジソンは「発明王」と呼ばれ、世界中で有名ですが、同時代に彼を超えるほどの人物がいたことを知っていますか?
その名は、二コラ・テスラ(1856~1943)。オーストリア帝国(現在のクロアチア)出身のセルビア人で物理学者・電気技師・発明家だった人物です。
その生涯の中で、交流電気方式、電動モーター、蛍光灯等の現代の生活に繋がるものをたくさん発明しました。
ニコラ・テスラの発想は奇抜であり、宇宙人と交信していたといった都市伝説もささやかれている人物です。都市伝説好きな方であれば、彼の名前をどこかで聞いたことがあるかもしれません。
テスラの発明や研究の中でも特に画期的だと言われているのが、「世界システム」です。これは、高周波・高電圧を発生させる共振変圧器「テスラ・コイル」を使って電波により送電するというものでした。
完成すれば、地球上のどこにいても電力が得られるようになるシステムです。現代で言うワイヤレスであり、テスラの生きた時代にしてはとても未来的な発想だと驚かされます。
1901年にテスラは「ウォーデンクリフ・タワー」という電波塔を、アメリカ・ニューヨークに建設し、世界システムの送電実験を開始しました。
記録によると、ワイヤレスの送電に成功した事例もあったそうです。
ところが、この実験はJ・Pモルガンの支援援助打ち切りでやむなく中止となってしまいます。そして、ウォーデンクリフ・タワーも1917年に第一次世界大戦の空爆目標になってしまうという理由で解体されてしまいました。
戦争の関係もあり実験が打ち切りとなったと言われていますが、それは表向きの理由。
世界のどこにいても無料でエネルギーを得られる世界システムができあがってしまうと、当時のエネルギー産業に大変革をもたらすため、それを恐れた支配層がテスラの実験を潰したのだと噂されています。
世界システムは地球上にいる誰もが無料で電力エネルギーを得ることができるようにする目的があったそうです。
富める人だけではなく、貧しい人にも送電できるようにしたいという社会貢献主義思想がテスラにはありました。
素晴らしい思想ですが、支配層等それを良く思わない人々もおり、一説にはそれ故にテスラは暗殺されてしまったと言われています。
テスラ・コイルからHARRPは生まれた?
1943年にテスラは亡くなりますが、世界システムやテスラ・コイル等、彼の残した研究資料の多くを米軍とFBIが押収したと都市伝説界隈では語られています。米軍とFBIと聞いただけで何か怪しい感じがしますね。
資料はただ押収されて終わりではありません。なんと、テスラの資料を元に様々な兵器が開発されたと噂されています。そして、その1つがHARRPだと言われています。
高周波振動を発生させるテスラ・コイルの研究を元にして、HARRPが生まれたのだそうです。社会貢献の思想があったテスラが生み出した発明が、兵器開発に利用されるとは、何とも皮肉なものです。
ちなみに、テスラは生前「装置の出力を上げれば、この地球でもリンゴのように、二つに割ることができる」と言っていました。そのテスラ・コイルから生まれたHARRPはどうなのでしょうか。
もしかしたら、知られていないだけでテスラの言う通りのとんでもない破壊力を持っているのかもしれません。
HARRPはその真の使用目的や機能が世の中には公表されていないと言われています。そういった装置が、知らないところで開発されていると思うと、怖いですね。
現時点では、テスラの言った通りに地球は割れていませんが、そういったことも実はできるのかもしれない・・・と考えると、恐ろしくなりませんか?
また、テスラ・コイルについてはもう1つ不思議な話があります。
テスラ自身は、「テスラ・コイルによって四次元空間も作れる」と生前に語っていたそうです。
テスラは物理学者でもあったため、次元についても研究していたようです。
そのテスラ・コイルを元にして生まれたHARRP。もしかしたら、四次元空間を作るという機能も持ち合わせているのかもしれません。
知られざる能力!?HARRPを使うと何が起こるのか
人工地震を発生させる
「HARRPは、実は人工地震を発生させる兵器である。」・・・そういった噂を聞いたことがある方もいるかもしれません。
この説は、HARRPに関する都市伝説の中でも、非常に有名です。
HARRPによって生み出した高周波を上空の電離層に反射させることで狙った地域に当て、地盤を振動させて地震を発生させると言われています。
にわかには信じがたい話ですが、日本で発生した地震の中にも、HARRPによって引き起こされたと噂されているものも存在します。
その1つが2011年3月に発生した地震です。東北地方で発生し、地震の規模はマグニチュード9.0であり、非常に大きな被害が出ました。この地震には多数のおかしな点があったと言われています。
1つは地震波の波形です。人工地震だと主張する人達は、人工的に引き起こされた波形の特徴が見られると指摘しています。
自然発生の地震の波形よりも、核実験等により人工的に起きた地震の波形に似ているのだそうです。また、気象庁の分析により、3つの地震が異なる場所でほぼ同時に発生していたことが判明しました。
気象庁からは、「複雑な起こり方をしていて極めてまれである」との見解が述べられています。
さらに、おかしいと言われているのが、地震発生の数日前から地震が発生した地域上空の赤外線量と電離層の電子量が増大していたことです。HARRPは電離層に影響を与える装置です。この地域上空で見られた異変は、HARRPが使用された痕跡だと言われています。
2011年3月以降も、日本各地で地震が発生している現状です。全てとは言いませんが、いくつかの地震はHARRPが関連しているのではないかと言われています。
地震大国である日本。大規模な地震であればあるほど、その被害も甚大です。日本に何らかの打撃を与えるために、意図的に地震を引き起こしているのではないか?と考えてしまいます。
気象を操る
HARRPには、気象を操る能力があるとも噂されています。
HARRPによって電離層に強力な電波を照射することで、意図的に特定の場所に台風(ハリケーン)や大雨等の気候変動を起こすことができるそうです。
近年、世界中で異常気象が観測されています。巨大台風の直撃、数十年に一度レベルの大雨や大雪、火山の噴火、高温化や寒冷化等です。
日本でも、今までに見たことの無いレベルの大雨が数年立て続けに起こり、多くの被害が出ています。平成後半以降は、ゲリラ豪雨に見舞われることも当たり前になってきました。
数十年、数百年に一度の災害という言葉を耳にすることも多くなったと感じませんか?これだけ頻繁に大きな気象災害に見舞われていると、意図的に引き起こされていると噂されることも当然だと感じてしまいます。
人間の精神を操る
信じがたい話ではありますが、HARRPには周波数を利用して、人間の精神を操る能力があるとも言われています。
人間の脳は特定の周波数によって機能しており、様々な考えや感情にはそれぞれ独自の周波数があるそうです。そして、HARRPはそれらと同じ周波数を発生させることが可能なのだそうです。
意図的に同じ周波数を起こすことで何ができると思いますか?HARRPから直接脳に情報を送信することができるのだと言われています。
そして、受信した人間の脳は、受け取った情報を自分の考えや知覚だと思ってしまうのだそうです。
一説には、HARRPが人間の洗脳や大衆のマインドコントロールに使用されているという話もあります。
ふと日常の中で、「こんなこと、自分で考えていたかな?」「こんなこと、過去にあったかな?」と感じることがあれば、それは自分が気付かないところでHARRPによる精神コントロールが行われていたのかもしれません。
世の中には「○○ブーム」のように、なぜか急に流行り出す商品等があります。それがもし、何者かによって多くの人々が洗脳された結果だとしたら?近年のブームの中で、思い当たるものはありませんか?
新型兵器TR-3Bへの電力調達
いきなりですが、「アストラTR-3Bトライアングル」という名前を聞いたことはありますか?
これは、アメリカ空軍が開発したという、核燃料式の反重力航空機のことです。略して「TR-3B」と呼ばれることが多いです。アメリカによる地球型UFOと称されることもあります。

ニュース等でそんなものを見聞きしたことがないと思われるのも当たり前です。極秘に開発された新型兵器のため、公には出て来ることが無いからです。
特徴的な三角形をしており、その飛行する姿は日本を含め世界中で確認されています。未確認飛行物体(UFO)と勘違いされていることも多いそうです。
このTR-3Bは強烈な破壊力があり、電圧やプラズマ砲を放出させることにより一瞬で都市を壊滅させることも可能だと言われています。
また、人間の脳に電磁波ショックを与えることで、記憶や思考に影響を与えることもできると噂されています。また、地上に振動を与えて地震を引き起こす力もあるとも言われており、軍事兵器として様々な能力を秘めているのだそうです。
これだけ強い力を持つ兵器であるTR-3B。このTR-3BとHARRPには密接な関係があると言われています。
TR-3Bは破壊力がある代わりに、その力を発揮させるには大量の電力エネルギーが必要になります。そして、その電力調達にHARRPを利用するというのです。
方法としては、まずHARRPから上空の電離層に高周波を照射します。そして、それを地上に向かって反射させることで上空を飛行しているTR-3Bに電力エネルギーを補給するというものです。
このTR-3Bは2011年のアメリカによるイランの軍事基地攻撃に使用されたとも言われております。
その攻撃では多くの兵士が亡くなり、保管されていた資料も破壊されたそうです。それほどの威力を持つ兵器TR-3Bは、現在世界中で姿が目撃されているそうです。
HARRP単体だけでも様々な能力を持つ兵器となりますが、TR-3Bも合わせて軍事利用されたら一体どうなってしまうのでしょうか。「地球が二つに割れる」という、生前のテスラの発言が現実にならないことを願います。
さいごに
このように、HARRPには様々な噂が存在し、災害や事件との関連も疑われています。
HARRPの正体として確実に言えることは、研究目的以上の能力を持っているということ。
そして、未だにHARRPの能力は一部しか公表されていない状況です。本記事で述べたような隠された能力が判明していることから、噂されている地震等を起こす兵器としての能力を持っている可能性も全否定はできないのではないでしょうか。
近年、国同士の軍事衝突が取り沙汰され、第3次世界大戦が始まってしまうのではないかという噂も広まっています。
仮にそうなってしまった場合、『目立ちすぎる核兵器』ではなく、各国が秘密裏に開発している極秘兵器が使われるのではないかとも言われています。
そして、攻撃自体も、一見攻撃とはわからない形で、ある日突然に、災害として降りかかって来る可能性が高いと言われています。『目に見えない戦争』です。
その1つの兵器が、HARRPなのかもしれません。
コメントを残す