【投稿者:ももっぽさん】
夜勤での不思議な出来事です。
私がまだ就職したてのころのことです。
20年前になるでしょうか。
ある工場で二交代勤務に就いていました。
その日は、遅番で昼からの勤務、仕事の終わるのが夜22時になる予定でした。
そして、2人で作業をする仕事だったのです。
その日は、たまたま天気が悪く、風も強い日でした。
雨音が工場の屋根に激しく当たるのが、いつになく聞こえる夜でした。
私達以外の周りの部署21時に仕事は終わり機械を止めていました。
22時前のには私の部署の機械の稼働音のみが工場に響くだけだったのです。
私と相棒の2人だけの工場だったのです。
仕事の終わる22時になました。
2人で機械を止めて帰るときです。
何気に、工場奥の方を向いて歩いていたときです。
天井から作業服を着た方がスローモーションの様に落ちて来たんです。
えっ!2人は、顔を合わせて、一緒に落ちた方向を見てました。
工場は、天井までの高さは10m以上はあります。
落ちたその作業員は、床にしゃがむ様に降りて来たのです。
そして、工場の奥の方に走って行きました。
再び、顔を見合わせ、頷きあって私達は、作業員を追いかけました。
すると、工場の閉まっている窓に向かって、その作業員が飛び込んで行ったのです。
と、言うより、消えたんです。
窓の周りを確認しましたが、窓はしまったまま。
作業員らしきものは何もいません。
私達は、呆気に取られその場に立ったまま寒気がしました。
二人で顔を見合わせて急いで、工場から逃げるように帰ったのでした。
翌日、二人で上司にそのままあった事を話したのです。
すると、上司は不思議にも思わず、黙って聞いてくれました。
君たちも見たんだねと言われました。
聴くと工場の建設時にトビ職の方が天井に組まれてる足場から落ちて亡くなられたとの事。
またに夜中にその方がよなよな出てくるとの事です。
夜 工場脇の窓を開けていると火の玉が入って来て工事内を一往復して入って来た窓から出て行く現象もあるそうです。
その度にそこの作業場の女子工員が悲鳴を上げていたとか!
私は半年足らずでそこの会社を辞めました。
それはその後何回もその現象を見たからです。
今はその工場はありません。
ある空港の近くです。不思議な出来事でした。
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