【投稿者:KWさん】
まだ学生の時のことです。
学校が休みの日に友達4人で遊ぼうと言う事になり、最初のうちはカラオケをしたりゲームセンターに行ったりと外で遊んでいたのですが、学生だったのでお金もあまりなく家で遊ぼうとなり4人のうちの一人の家に行く事になりました。
友達の家に着き何しようかと話していたら、DVD借りていてまで見てない奴があるから見ようと言う事になり、DVDを見る事になりました。
そのDVDがホラー映画と言う事もあり、見終わるとなんとなく怖い話をする流れになり皆んなであれやこれを話していると友達の一人A男が不意に「そういえばここのマンション二人自殺してなかった?」
と言い放ったのです。
すると家主の友達B男は少し前にそんな事もあったなあーと言ったのです。
するとA男がロウソクの火が風も吹いてないのに揺れるのは霊が通った証拠らしいと言い出して、さらにはちょっとやってみようと言い出しました。
すると結構皆乗り気で、ロウソクを用意したり隙間風が入らないようにドアの隙間や窓の隙間をガムテープで塞いだりとノリノリで準備を始めました。
準備が終わるとそれっぽく真ん中にロウソクを置いてロウソクを囲む様に周りを座りました。
ロウソクに火を付けて最初の10分20分は誰かが息を吹きかけてロウソクの火を揺らしたりと悪ふざけをして、笑っていたのですが、一回本気で何もせずに見るだけにしようとA男が言い出しただただロウソクを見つめていました。
すると誰をふざけていないし隙間風を完全に塞いだはずなのにロウソクの火がユラユラ揺れ初め、少し経つとボッボッと火が大きく反応し始めたのです。
その時には誰も笑わないし話をする雰囲気でもなく、ただロウソクの火を吸い込まれるように見入っていました。
それまではロウソクの火に見入っていたのですが、ここでなんとなく部屋にあるテレビが気になりパッとテレビの方に目をやると、付いていないはずのテレビに白い格好をした男の人が映ったのです。
それを見た瞬間思わず「えぁっ!?」
と声を上げてしまったのですが、なんと同時に自分以外にも二人の友達が声を上げたのです。
まさかと思いましたがその二人にどうしたと確認をした所『白い格好をした男の人が見えた』と言ったのです。
そこで恐る恐る家主のB男に自殺した人の性別を確認した所、男の人だったと言ったのです。
そこから皆何も言わず後片付けを始め何事も無かったかのように話題を変えその日は帰りました。
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