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【心霊スポットFILE】湧別の廃病院で起きた、絶対ありえない怪奇現象

ちーすけ

皆さんこんばんは、FM都市伝説の時間です。
今週もMCちーすけがお送りして参ります。

いきなりですが皆さん、『北海道』と言えば何を思い浮かべるでしょうか?
海鮮やラーメンなどのグルメ、100万ドルの夜景…
いえいえそんなに良いものばかりではありません。
実は北海道には数多くの心霊スポットが存在するんですよ。
本日はその中から『湧別(ゆうべつ)』という町にある廃病院での心霊体験談をご紹介致します。

ペンネーム「たかはし」さんからの投稿です。
どうぞ。


【投稿者:たかはしさん】

これは私の友人が、現地で実際に体験した出来事です。

友人は道東にある中標津町(なかしべつちょう)の出身で、私と知り合ったのは彼が大学進学のために札幌市へ移住してきたことがきっかけでした。

何か怖い話ないの?と何の気なしに聞いたところ、この話を教えてくれました。

友人が地元へ帰省していたある夏の日、地元の仲間たちと心霊スポットへ探検に行こうという話になりました。
友人はその手のオカルトがあまり得意ではなく乗り気ではなかったそうですが、自動車2台に6~7人が乗り合っての大所帯だったこともあって、渋々ついていくことにしました。

到着したのはとある廃病院で、3階建ての建物でした。
友人とその仲間たちは各々懐中電灯を手に、面白がってぐんぐん奥へ進んでいきます。
カルテや指輪が落ちていたり等、都市伝説や怪談によくある展開は特になく、結局3階も巡り終わって屋上へと出てしまったそうです。

その夜は月が明るく、目が慣れたせいもあってか屋上では懐中電灯が無くてもお互いの顔が確認できるほどでした。
歩き回って疲れた友人たちは屋上に円を囲んで座り込み、「何もなかったなー」「湧別って言ってもこんなもんか」など拍子抜けした雰囲気で、タバコを吸いながら雑談に興じていました。

期待していた収穫がなく、仕方なしに帰ることにした友人たち。
屋上から列をなして1階まで下っていきます。
1階の踊り場に着くと仲間の一人(仮にAとします)が、タバコを吸っていた屋上にZippo(オイルライター)を忘れたらしく、「取りに行ってくる」と言って降りてきた階段を一段とばしで駆け上っていきました。

彼を置いていくわけにも行かず、踊り場で待つことにした友人たち。
しばらく経つと突然、

「うわあああああああ!!!」

と悲鳴が聞こえ、Aが階段を物凄い勢いで駆け下りてきました。
何もないなんて面白くないなーと強気ぶって口々に言っていた友人たちもAの形相と勢いを見て一気に青ざめ、パニック状態になって廃病院を飛び出したそうです。

車までたどり着くと、何があったのかをAが語り始めました。

「俺、Zippo落としたから取りに行くって言ったじゃん。
それでさ、屋上まで行ったんだよ。
そしたら、俺が座ってたところにZippo、あったんだけど、なんか明るいなと思ってよく見たら
ライターに火がついて立ってたんだ。
俺それ見て、一気に怖くなって走って逃げてきたんだよ…」

オイルライターをご存じの方はすぐにわかると思いますが、オイルライターに着火するには、

①蓋をあけて
②着火用のフリント(火打石のように火花を出す)をヤスリでこすり
③火花がオイルの沁みたウィック(紐)に着火する

この工程を行わないといけません。
ましてや、落として蓋が空いたとしても火がつくことは殆ど有り得ないことなんです。
それがさらに立っていたということは……。

友人たちはその話を聞いて全員が顔面蒼白になりました。

その帰り、友人とAは別々の車に乗っていましたが、Aが乗っていた車では、車の腹の部分をまるで人の手で殴るかのような鈍い音がしばらく鳴り続けていたそうです。

「湧別は、本当にヤバイ。」

友人はそう言っていました。


ちーすけ

たかはしさん、実体験談ありがとうございます。
鉄板の心霊スポットである廃病院…想像すると何とも言えない恐怖がありますね…
遊び半分で行くと大変なことになりそうです。

今回登場した町は『湧別』なんですが、ネット検索をすると関連ワードの候補に『心霊』と出てくるんですよね…
というのも、北海道には『湧別』とは別に『雄別炭鉱(ゆうべつたんこう)』という心霊スポットがあり、そちらはあの有名な霊能力者・冝保愛子(ぎぼあいこ)さんが訪れた際に怖すぎてギブアップしてしまったほどの怖さなんだそう。
…ちょ、北海道怖すぎ。。。
けど気になりすぎるので、こちらの情報をお持ちの方や実際に訪れたことあるよって方、いらっしゃいましたらFM都市伝説まで是非ご一報を。

それでは、本日はこの辺で。
次回の都市伝説もお楽しみに。

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