【奇妙な話】虫の知らせ

【投稿者：mkさん】

人には言いませんが私は割と本気で虫の知らせや霊感の類を信じておりまして、そのきっかけとなった時の事をお話しします。

私が小学校の高学年の頃の話です。
私の家は父の実家で祖父母と同居しておりました。
しかし、母方の祖母には何年も会っておらず（祖父は私が生まれる前に亡くなっています）小学校に上がった際にお祝いしてもらっかのが最後にでした。
詳しい時期は覚えていないのですが、初夏から夏休みに入る前の時期に、何故か母方の祖母に急に会いたくなり「おばあちゃん家行かんの？行きたい」と両親に言いました。
今までそんな事を言ったことが無く「急にどうしたん？」という感じでした。

父も母も初めはめんどくさかったのかあまり乗り気ではなかったのですが、私がしつこく何度も何度も「おばあちゃん家行こう！」「おばあちゃんに会いたい！」と言っていたため、父も母も最終的に折れて「そんな会いたいんやったら、夏休み入ったら遊びに行こうか」と祖母に会いに行くことが決まり、お盆に帰省することになったのです。

その数日後、母方の祖母が亡くなったと連絡が入りました。

母方の親戚聞いた話ですが、母の家系は霊感がある人が多くその中でも祖母は霊に好かれやすい人だったようです。

私が急に祖母に会いたくなったのも、霊が私に教えてくれたのか。
もしくは祖母に憑いていた霊が祖母を連れて行ったのかもしれません。

その数年後、小さい頃よく遊んでくれていた従兄弟のお兄ちゃんが亡くなりました。
高校に入って数年、疎遠になっていたのですが、就職が決まった時に「お祝いしてよ！」と連絡した矢先の事でした。
ただの偶然と言われればそうかも知れません。
ですが、祖母と従兄弟私が会いに行こうとした人が亡くなったのは事実です。