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【これって本当?】恋愛ワクチン

FM都市伝説

【投稿者:公園のおばちゃんさん】

これは以前住んでいた場所近くの公園で知り合った、おばさんに聞いたお話です。

そのおばさんは、テレビのドラマのようにお手伝いさんとしてお金持ちの家で働いたことがあったそうです。

そのお金持ちの家はどうやら表で堂々と宣伝できないような仕事をしていたらしく、おばさんは余計なことをしゃべらないようにと釘をさされてその家の仕事を始めたということでした。

仕事は掃除や洗濯、料理など、あとは電話番ということだったそうです。

それは昭和の頃のお話で今なら時効だと思うからと言ってその家でのことを話し始めました。

そのお金持ちの家には夫婦が住んでいて、子供はいなかったそうで犬を飼っていました。

夫婦は旅行が好きで外国にもよく行っていたので、そんな時に犬を預けるのはイヤだからお手伝いさんにいてもらって、いつもと変わらないように世話をしてほしいということでした。

仕事場と犬がいる場所とは母屋と離れのような感じになっていたそうです。

日中はほとんど仕事場にいる夫婦でしたが、お昼の食事や休憩に母屋に戻って来ます。

初めはいったいどんな仕事をしているのか分からなかったけれど、おばちゃんの仕事ぶりが認められ、警戒心が次第に薄れていったらしく、夫婦は仕事についても、徐々におばちゃんに話をするようになったのだそうです。

その仕事は、どうやら「恋愛ワクチン」というものらしく有名人や議員などから注文が来るらしいのです。

注文主(客)は主に男性からのようです。

男性客から「恋愛ワクチン」の注文を受けると、まずは夫婦の男仲間が注文主の妻に対して上手に恋愛を仕掛けて夢中にさせるんだそうです。

要は不倫を仕向ける、ということです。

そしてその後「夫に不倫をばらす!」と(注文主の奥さんに対して)脅すのだそうです。

そして、注文主が”妻が不倫をしていたことに気付いた”という展開にし、「脅しには屈しないし妻を愛している」とかっこよく登場して始末をつける。

妻の不倫相手はかっこ悪く去っていくというのが恋愛ワクチンの一連の動きなんだとか。

結婚して数年で結婚生活がマンネリ化してくる前に、こうした恋愛ワクチンで夫が一番頼りになるのだと妻に再認識させるのが、この「恋愛ワクチン」の目的なのだそうです。

有名人や議員などは自分が不倫をしてたとしても、奥さんに不倫をされるのは世間体的に痛手を負うため、そういったゴタゴタが起きないように、密かに恋愛ワクチンを注文するのだそうです。

注文を受けると、仲間の男と一緒にいつどんな風に仕掛けるのかを考え、一連の恋愛ワクチンが機能すると、最終的にかかった費用と手数料を請求して終わりということだったとか。

こうして、恋愛ワクチンで夫以外の男との恋愛がたいへんなことになると経験した奥さんたちは、すっかりおとなしくなるんだそうです。

なんだか嘘っぽい話しですが本当のようでもあり、不思議なワクチンだと思いましたが、おばちゃんは「上流階級には上流階級のやり方があるんだよ」と話してくれました。