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【都市伝説】プレミアシートの乗客

FM都市伝説

【投稿者:HKYGさん】

これは航空業界にまつわる都市伝説。
旅行や仕事で日常的に飛行機を利用されるという方はもしかしたら思い当たるところがあるかも知れない。

一般的に飛行機を利用する場合、事前に予約されるという方が多いのではないだろうか。
その場合、座席を指定することとなり、先着順に空席から自由に選択することになる。
とはいえ予約するタイミングによって余った席の中から仕方がなく選ぶという状況もよくあることだ。

しかし、ある座席はいつも埋まっているような気がする。そんな経験はないだろうか?
A氏は職業柄出張がとても多く、全国各地を飛び回っていた。
そのため、日常的に飛行機を利用していたのだがある時、ふいにそのことに気付いた。
A氏がよく利用するある航空会社では予約する度にいつも決まって後部のある座席が埋まっていた。

はじめは予約のタイミングによってはそういうこともあるだろうと思っていた。
しかし、その後も常にその座席は予約で埋まっていた。
ある時、かなり早めに予約を入れることとなり、さすがにあの座席も空いているだろうと思った。
だがやはりというべきあの座席は当たり前のように埋まっていった。
これによりA氏はあの座席には何か秘密があると確信した。
同時にあの座席に対する好奇心がもう抑えられないところまで来ていた。
偶然にもA氏には航空会社に勤める友人がいた。
忙しいスケジュールをどうにか調整し、A氏は友人と会う約束を取り付けた。
挨拶もそこそこにA氏は友人にあの座席のことを尋ねた。
友人の答えはこのようなものだった。
「ああ、後ろから○番目の席だろ?あそこはプレミアがつくから事前に会社が押さえてるんだ。」
「何回か重大な墜落事故があったときその席に乗ってた乗客の生存率が異常に高いんだよ。」
「知ってる人はそこにしか座らないから、十数倍の価格でも買ってくれるんだよ。」
真の権力者や大富豪はファーストクラスではなく、あの席にいるということか。
それからと言うものA氏はその座席に座っている乗客が何者なのか気になって仕方がないという。

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