【投稿者:シュンさん】
ジブリ作品の中で世界中で大ヒットとなった「千と千尋の神隠し」
主人公の千尋がある日不思議なトンネルを抜けると神々が集まる湯屋で働くことに
なるお話です。ジブリ作品の中でも特に都市伝説の話が多くいまだに議論が絶えない作品ですが
今回は千と千尋の神隠しの都市伝説や裏設定などをいくつかご紹介させていただきます。
千と千尋の神隠しの湯屋の正体は風俗
主人公の千尋は両親を助けるために湯女(ゆな)として働くことになります。
湯女とは江戸時代に実際に存在した現代でいうソープ嬢のこと。
宮崎駿監督も雑誌のインタビューにて
「今の世界として描くのに何が一番ふさわしいか考えたときに、それは風俗産業だと
思うんですよ」と答えています。また、劇中でも湯屋の看板にも回春という文字もありこの諸説を証明しています。
最初のシーンで実は家族全員瀕死していた
冒頭の車で運転していてお父さんが急に猛スピードでトンネルの前まで
向かうシーンがありますが、この時にはもうすでに事故に遭っているという説。
千尋たちは事故に遭い、千尋は瀕死状態で臨死体験として異世界の夢を見ていた
という。
行き止まりにあったトンネルは臨死体験をした人が見る天上へ向かうトンネルで
日暮れ後の現れた川は三途の川。
千尋たちが着いたときには野原で普通に渡れましたが、帰るころには川になっていて
「この世」には帰れなくなっていました。
そして、湯屋にて千尋が両親を取り戻すべくいくつもの困難を乗り越えて
再び川を越えて元の世界に瀕死状態からよみがえることができました。
また、最初入るときには赤かったトンネルも帰るころにはただの石造のトンネルと
なっていたのも異世界への魔法が解けて二度と湯屋の世界には行けないと
暗示しているのかなと思います。
海原電鉄の黒い乗客
あの電車は行きしかない片道切符です。
そしてあの電車はあの世へと続いているため乗客も黒く透けているのもすでに
亡くなっている者だと推測できます。
先ほどの説で千尋は臨死体験をしているためこの電車も一つの臨死体験になります。
帰りのトンネルでハクが千尋に言った『振り返るな』の意味とは
作品の終盤で、トンネルを抜けるまでは振り向いてはいけないと、ハクが千尋に
言いますがそれはなぜだったのか。
このような場面は世界中の逸話でよくいわれる「見るのはタブー」の類です。
日本の神話やギリシャ神話の旧約聖書、身近なものだと「鶴の恩返し」など。
物語の結びとして、古くから用いられてきたお約束として
千尋に「振り向かないで、前を向いて歩け!」というエールなのかなと思います。
説としては振り向いたらもう二度と元の世界には戻れない、ハクが八つ裂きされる
というのもあるみたいです。
最後に
千と千尋の神隠しの都市伝説や裏設定ですが今回話させてもらったのはほんの一部です。
公式・非公式で合わせたらまだまだたくさんの説があります。
これほどまでに考察が深まる作品はなかなかないでしょうしそれほど皆様に愛されている
作品なんだなと改めて思いました。
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