【投稿者:RisaHasegawaさん】
『ノストラダムスの大予言』30代以降の方ならみんなご存知ですよね?
国民的アニメの『ちびまる子ちゃん』でもアニメになったほどの騒ぎでした。
1503年にフランスで生まれ、医師や占星術師として16世紀に活躍したノストラダムス。
当時ヨーロッパで大流行していたペストの治療に尽くす傍らで、占星術の研究をし、未来を予言する力を持っていたと伝えられています。
日本で『ノストラダムスの大予言』がブームになったのは、1973年に五島勉氏が四行詩で書かれた彼の著書『諸世紀』を翻訳したのがきっかけです。
五島氏の解釈によれば「1999年7月に人類が滅亡する」とのことでした。
これによって日本中に1999年終末思想が広がったのです。
問題の文章では
「1999年、7か月、空から恐怖の大王がやってくるだろう、モンゴルの大王を蘇生させるために、火星の前と後、幸運によって支配するように」
となっています。
「巨大隕石が地球に落下するのではないか?」「エイリアンが地球を来襲して宇宙戦争が起こるのではないか?」「治療法のない病が流行り、人類が滅亡するのではないか?」色々な憶測が生まれました。
結局そのような大惨事は起こることなく、「あの予言は日食のことを指していた」など色々な解釈がされました。
ノストラダムスは他にも様々な予言をしています。
1986年に起きた、スペースシャトル・チャレンジャー号の爆発事故にも予言があったようです。
「人の群れから、9名が追い払われるだろう。(略)カッパ=K、シータ=tH、ラムダ=l、追放された死者はあやまつ」と記されています。
爆発事故はチオコール社(Thiokol)の部品の欠陥が原因だった為、カッパ=K、シータ=tH、ラムダ=lが社名の字すべてに含まれていたと大騒動になったようです。
ただしノストラダムスが書いたのはどのようにでも解釈できる散文でした。
チャレンジャー号の事故で亡くなったのは9名ではなく実際は7名でした。
1999年の恐怖の大王についても、ただの大雨や台風のことかもしれません。
ノストラダムスの散文の解釈の仕方は十人十色。
所詮はただの詩人のポエムに過ぎなかったのではないでしょうか。
※アイキャッチ画像は「wikipedia」から引用
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