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【ゾッとする話】病院で出会った奇妙なおばあちゃん

FM都市伝説

【投稿者:M.Kさん】

私は、以前に病気で手術をする事になり、ひと月ほど入院していました。
入院をして、2、3日後に手術で、手術後の数日間は痛みや痛み止めで、あまり記憶がないのですが、深夜遅くになると、カラカラと点滴スタンドが移動する音がしていました。
しかし、看護師さんが移動する時のカートの音にも似ていたので、患者さんかな?看護師さんかな?くらいにしか思っていませんでした。
術後、落ち着き始めた私は、早く日常の生活に戻れるように、術後の癒着を防ぐために、病院を歩き回っていました。
病室の周りを歩いていると、廊下のベンチにいつも座って寝ているおばあちゃんがいました。

ある日、いつものように歩いていると、そのおばあちゃんがいつものように、上を向いたまま寝ていたので、起こさないようにそーっと歩いたつもりでしたが、突然カッと目を開いて、私と目が合いました。
私は起こしてしまったと思い、軽く会釈をして通り過ぎました。その時は不自然に思う事もありませんでした。
その日の夜、またカラカラと点滴スタンドの音がしたので、患者さんかな?と思っていると、私の病室の前で音が止まったので、夜の見回りの看護師さんかな?と思いましたが、なかなか部屋に入ってきません。
気のせいかと思いましたが、私も目が覚めてしまい、トイレに行こうと、病室を出ると、おばあちゃんが立っていました。
びっくりして、病室を間違えてないかと尋ねましたが、彼女は何もいいません。
看護師さんを呼びましょうか?と聞くと、私を目に焼き付けるかのように大きく目を開けたまま首をふり、その後、カラカラと音を立てて歩いていきました。
あまりの怖さにその日は、あまり眠れませんでした。

次の日、私はいつものように歩いていましたが、そのおばあちゃんはベンチにはいませんでした。
どうしたのかな?と思いつつも、少しホッとしました。
その日の夜は、前日に眠れなかった事もあり、早く寝てしまったのですが、誰かが部屋に入ってきたと思い、目を覚ますとおばあちゃんが立っていました。
驚いて声をあげようとしましたが、すくんでしまい、声が出ませんでしたが、彼女はすぐに出て行ってしまいました。
次の日の朝、私は看護師さんにおばあちゃんの事を尋ねると、おばあちゃんは2日前に亡くなっていました。