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神のお告げか?|東日本大震災を奇跡的にまぬがれた奇妙な実話

FM都市伝説

【投稿者:片目の子猫さん】

私は、東日本大震災について不思議な体験をしました。

それについてお話しします。

奇妙な体験をする前に私が置かれていた状況

私は、現在40歳で、全国展開をしているスーパーの会社に勤めています。

8年ほど前のことですが、会社の私がいる部署の周辺で派閥抗争が起きていました。

簡単にいうと、AとBの2人の副部長が、それぞれに派閥を作っていたのです。

私は、そういう政治力学には興味がありません。

ただ、私に仕事を教えてくれた田中さん(仮名)が派閥Aだったので、必然的に、私もAのグループだろうと思われていました。

東日本大震災前年の夏の出来事

さて、東日本大震災の前年の夏のことです。

田中さんから、そっと耳打ちされました。

来年の1月から岩手県へ行ってくれないか、ということなのです。
この意味はすぐに分かりました。

我が社では、魚介類が弱い、というネックがありました。

それを補強する必要があります。

補強に成功すれば派閥Aの勝ちとなります。

それで、1月という変則的な時期をスタートにして、やる気のある人間を日本各地の漁港へ派遣するのです。

まあ、私も、やる気があると認められたことになります。

ただ、その代わり、完全に派閥Aの人間になるわけですが。

私は、「少し考えさせて下さい」と答えました。

なぜか、すぐに「イエス」とは言えませんでした。

いちばん気になったのは、小学生の息子のことです。

小さいうちに転校を経験するのは成長に影響が出るのではないか、と思ったのです。

そして奇妙な出来事が立て続けに…

そして、どうしようかと考えている最中に奇妙な気持になったのです。

息子は積み木が好きなのですが、この頃、積み木が不得意になりました。

いつもより半分ほどの高さまで積み上げると、なぜか、ガラガラと壊れるのです。

そして、それを見ていた私は、ゾっとしたものでした。

理由は分かりません。

また、私は、水が怖くなりました。

朝起きたら、もちろん洗顔をします。

でも、手で水を掬って顔にかけたとき、顔に水がへばりついて溺れるかもしれない、と思うようになりました。

洗顔の水で溺れるはずはないのですが、どういうわけか、怖いのです。

岩手県に行きたくない……、悪いことが起きる……、と思うようになりました。

私は、岩手県の話を断りました。

もちろん、いやな予感がするから行きたくない、では断る理由にはなりません。

息子の勉強のことがあるから東京から動きたくない、という理由にしたのです。

田中さんは不愉快になり、私は派閥Aから締め出されました。

日本を襲った東日本大震災

そして東日本大震災です。

私の代わりに派遣された某氏と、ちょうど出張していた田中さんが震災で遭難してしまいました。

震災の影響で、魚介関係を補強する、という計画は流れてしまいました。

あれから6年、会社の方針も組織も大きく変わりました。

私は、大きな失敗もなく、なんとか無事に働いています。
息子も大きくなりました。

あのこと以外に第六感が起きたことはありません。

本当に生命に係わることだったので第六感が起きたのでしょうか。