現在、FIFAワールドカップカタール大会が行われており、白熱した試合を繰り広げられている。今回は、ワールドカップに潜む闇について、各国代表ユニフォームのブランドに的を絞って記事を書いていきたいと思う。
各国代表ユニフォームブランド一覧
現在のFIFAワールドカップカタール大会において、各国協会とユニフォームのメーカーについてまとめてみた。
○アディダス…日本、アルゼンチン、ドイツ、スペイン、メキシコ、ウェールズ、ベルギー(計7か国)
○ナイキ…カタール、ポーランド、サウジアラビア、ブラジル、フランス、クロアチア、イングランド、オランダ、韓国、カナダ、ポルトガル、アメリカ、オーストラリア
(計13か国)
○プーマ…セルビア、ガーナ、セネガル、スイス、ウルグアイ、モロッコ(計6か国)
○ニューバランス…コスタリカ(1か国)
○ヒュンメル…デンマーク(1か国)
○ワンオールスポーツ…カメルーン(1か国)
○カッパ…チュニジア(1か国)
○マラソン…エクアドル(1か国)
○マジド…イラン(1か国)
以上のようになっている。シェア上位3つのシェア率を算出すると、アディダスが約22%、ナイキが約40%、プーマが約19%となっている。全体の80%をこの3つのブランドで占めていることが分かる。
ワールドカップとアディダス
1970年メキシコ大会以降、アディダス社はW杯の公式スポンサーを務め続けている。レフェリーやスタッフのユニフォームはアディダス社が担当しており、FIFAワールドカップは“アディダスの大会”とも言える。1982年から2018年までに行われた過去10回のワールドカップにおいて決勝に進出したチーム(メーカー)と優勝したチーム(メーカー)を下記の通りまとめた。
82年大会:イタリア(ルコック)VSドイツ(アディダス) 優勝イタリア
86年大会:アルゼンチン(ルコック)VSドイツ(アディダス) 優勝アルゼンチン
90年大会:ドイツ(アディダス)VSアルゼンチン(アディダス)優勝ドイツ
94年大会:イタリア(ディアドラ)VSブラジル(アンブロ) 優勝ブラジル
98年大会:フランス(アディダス)VSブラジル(ナイキ) 優勝フランス
02年大会:ドイツ(アディダス)VSブラジル(ナイキ) 優勝ブラジル
06年大会:イタリア(プーマ)VSフランス(アディダス) 優勝イタリア
10年大会:スペイン(アディダス)VSオランダ(ナイキ) 優勝スペイン
14年大会:ドイツ(アディダス)VSアルゼンチン(アディダス)優勝ドイツ
18年大会:フランス(ナイキ)VSクロアチア(ナイキ) 優勝フランス
サッカーは、レフェリーの影響で試合の流れが変わると言われており、サプライヤー契約を結んでいるアディダスのユニフォームを着用しているチームに多少有利なジャッジを下す可能性も充分に考えられる。嘘か真かそんな噂もコアなサッカーファンの常識として捉えられている。
前回大会は、ナイキとナイキの決勝戦であったが、果たして今大会はどうなるのだろうか…
ちなみに今回、日本代表がいるグループEは、スペイン・ドイツ・日本の3か国がアディダスで、コスタリカがニューバランスとなっている。
コメントを残す