【投稿者:峠の体験者さん】
あれは、たしか20歳くらいのころの話になります。
夜行性な生活ゆえ、深夜帯は、よくゲームをしたり、友達とピッチ(今となっては懐かしい)を使いショートメールをしたりして時間を過ごしておりました。
すると、毎晩の様にベランダから、『ごにょごにょ』と話し声が聞こえてきます。
時間的には、ありがちではありますが、深夜1時をまわっていたと思います。
最初は、路上で誰かが話をしているんだろうと、気にもとめてませんでしたが、さすがに、1週間も同じ時間帯に謎の声が、続けば、イライラもするし、不思議・・・いや・・・・不気味な感じもして来まして、意を決して、カーテンをそろりと開けてみました。
しかしそこには人影はなく、声だけが聞こえておりました。
その日は、正直不気味すぎて、布団を深くかぶり横になりました。
それ以降も毎晩の様にその声が聞こえる為、最初は恐怖を感じておりましたが、その感情はイライラにかわりつつあり、ある日ついに爆発致しました。
ベランダの窓を開け、
「うるさいなーーー!」
とさけびました。
その時に気が付いたいのですが、叫ぶ前、つまりは、窓を開けた瞬間に、その声は無くなっていた事を、後に冷静になって考えた際に気がづきました。
それ以降も、そのベランダの謎の話声には悩まされました。
結局の所、対処法も当時はわからず、インターネットも当時はそこまで普及しておらず、そのまま引っ越しをしその謎のベランダの声からは解放されました。
落ちがなく申し訳御座いません。ただし、一言だけ言わせて頂けますと、リアルな話ほど落ちがない、という事を付け加えさせて下さい。
最後までご拝読頂き誠に有難う御座います。