【投稿者:アカネイロさん】
あれは僕が大学生の時のことです。
車の免許をとりまだ運転も不馴れな頃でした。おじいちゃんの家に行くのは正月やたまに親が行くときについてくぐらいで、ほんとに自分から行くことなかったんですけど、その日は妙に行かないいけないような気がして大学から帰るとおじいちゃんの家の行き方を父親に聞きました。
そして次の休日になると、直ぐに向かいました。大体の適当な地図でしたが、何故か二時間ほどですんなりと着いたのを覚えています。
あの頃はまだナビも普及してませんでしたから。地図がたよりだったのです。
ちなみに僕はひどい方向音痴で一時間以上もある場所へはまっすぐストレートについたことは一度もありません。必ず迷子になったりしてコンビニや郵便局で教えてもらいながら行くこともしばしばありました。
おじいちゃんの家につくと二人が出迎えてくれました。
大きくなったねー。取りあえずお昼が近いとゆうこともありお寿司を食べに行きます。
何故か二時間ほどでおじいちゃんが横に乗り僕は運転です。昔は、酒を飲んだら暴れていたらしいですが、僕たち孫にはそんな姿を一度として見せませんでした。
道中も右見て左見てとこと細かく優しい感じでいってくる。まるで父親のようにくどい。そっくりだったんだと初めて性格を知りました。
今まで家族と合いにいくときはそんなことなかったのに。
おじいちゃんはお寿司を少し残していました。体調が少し悪いのかなとか思いましたけど頭もはっきりしてるし普通に歩いてます。
それから三日後におじいちゃんはなくなりました。
話を聞くと僕は初孫で一番おじいちゃんに可愛がってもらっていたそうです。
こたつの中で、寝るように亡くなっていたいたそうです。家族は何かの前触れで最後に合わしてくれんだねとか言いますけどほんとにそんなものがあるのかなって今でも不思議です。
そう考えると背筋から汗が吹き出てきます。
霊的なものか分かりませんけど、実際にあったリアルな話になります。
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