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【奇妙な話】大阪市T区にある小学校での体験談。放課後手洗い場で謎の女性に出会ったんだけどさ、、、

放課後の手洗い場に現れた女の正体

【投稿者:やすミンさん】

これは、大阪市T区の小学校に通っていた女の子から聞いた話です。

今から10年以上前のこと、Aちゃん(仮名)は、その日遅くまで学校に残っていました。
何故残っていたのかは覚えていないそうですが、一人だったそうです。

時間も遅くなったので「帰ろう」と思い、トイレに行きました。

トイレの前には廊下を挟んで手洗い場がありました。トイレの入り口のところにも水道があったのですが、老朽化のためか汚かったそうで、みんな手洗い場の方を使っていたそうです。Aちゃんも、トイレで用を足した後、手を洗うためにそちらに向かいました。

すると、手洗い場に一人の女の人が立っていたそうです。

20代くらいの、背の高い女の人でした。長い黒髪で、Aちゃんに気付くとにっこりと微笑みかけてきたそうです。

先生かな、とAちゃんは最初思いました。ただ、見覚えがありません。そんなに人数のいる学校ではなく、教師の数も少なかったそうで、他の学年を担当している先生であっても、顔を見ればわかるはずです。

戸惑うAちゃんに、女の人は
「おいで」
というような動作をしました。

Aちゃんは少し迷いましたが、とにかく手を洗おうかと思って手洗い場の流しの方へ向かいました。

蛇口をひねり手を洗っていると、女の人が話しかけてきます。

「君、何年生?」

Aちゃんが手を洗いながら

「四年生」

と答えると、

「しっかりしてるのね」

というようなことを女の人が言ったそうです。

そこから、色んな話を女の人は振ってきました。授業は面白いか、友達は多いのか、そのハンカチの柄綺麗ね、とか、そういう何とはない話でした。

Aちゃんは不思議と女の人に親しみを感じてきたそうです。これだけ子どもの話をちゃんと聞こうとする大人に、その時初めて会ったような気がした、と言っていました。

話す内に、陽がどんどん傾いていくのに気が付きました。赤い夕焼けが、手洗い場の奥の窓から廊下に差して長い影を作っています。

何の気なしに影の方を見て、Aちゃんはハッとなりました。今まで感じていた親しみが、一気に飛んで行ってしまうような驚きだったそうです。

「ねえ、一緒に帰ろうか。もう遅いし、送ってあげるよ」

Aちゃんに、女の人はそう言いました。

Aちゃんは言葉に出さず、首を横に振りました。少し身を引いた彼女の腕に、女の人が白い手を伸ばしてきました。

触れてきたその手は、ゾッとするほど冷たく、Aちゃんは悲鳴を上げました。
と、そこへ新たな声が聞こえました。

「どうした?」

のん気な、聞き覚えのある声でした。それは五年生を担当している男の先生で、完全下校が近くなったので残っている子がいないか、見回りに来たようなのです。

「何かあったのか? 一人で悲鳴なんて上げて……」

気が付くと、女の人の姿はどこにもありませんでした。Aちゃんは、女の人がここにいたことを口に出すのは、何故だか「怒られるような気がした」そうです。

だから「何でもないです」と言って誤魔化し、その日はそのまま帰ったそうです。

Aちゃんが不思議な目に遭ったのは、この一回きりだそうです。彼女は心霊現象否定派で、だから私は「不審者が学校に紛れ込んだってオチか」と思いました。
しかし、Aちゃんは「そうじゃない」と言います。「あれは、生きてる人間じゃなかった」とも。

「だって、見ちゃったから。廊下には、わたしの影一つしかなくて、あの女の人のはなかったから」


moja

ひゃ〜〜〜w
ラスト良い!!笑

まあちょっと狙いすぎな感も否めないけど、でも話自体は非常に引き込まれたね。
大阪市のT区ってとどこなんだろ、中央区、鶴見区あたり?
ちなみに私mojaも大阪府出身ですからね。って全然関係ないけど。

今回は星3かな。
やすミンさん次回も期待してます。

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