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【人生で最も怖かった体験談】「誰かいた?」クローゼットのトラウマ

FM都市伝説

【投稿者:イワサキさん】

自分が10代のころに経験した話です。
休日の昼間だったと記憶しているのですが、父も母もでかけており、わたしは1人で2階の自分の部屋で過ごしていました。ベッドに横になり寝てしまったわたしは、突然体が突っ張る感覚がして目が覚めました。


金縛りだな、と思ったわたしは目を閉じて体の強張りがとけるのを待ちました。何度か金縛りにあったことがあったので、少し怖いなあと思いつつも時間が経てば治るだろうと思ったのです。
しかし体は突っ張ったまま、さらに胸元がずしっと重くなりました。まるで人に足を乗せられているような感覚がします。恐怖で体を動かすこともできないのですが、怖いから閉じていたまぶたがなぜが勝手に開いてしまうような感覚に襲われました。必死に力を入れてまぶたに力を込めている間も、胸元は重苦しいままでした。まぶたを開けてしまったらどうなってしまうのだろう、と思っていた時でした。

「まだ起きないのかよ」

低い声でボソッと呟く声が聞こえたのです。大人の男の人のような声でした。そこで記憶が途切れています。

ふと目を覚ますと、金縛りはとけていました。目を開けるのが怖くてしばらくそのまま動けなかったのですが、1階から母の帰ってきた気配を感じたのでそっと起き上がりました。もちろん部屋には誰もいません。

1階に降りて母にあったことを話そうとした時です。
「外から見えたけど、クローゼットの電気ついてるわよ」
と母が言います。クローゼットには小窓があり、電気がついているのが見えたというのです。つけた覚えはないですし、金縛りだと思っていたのが、人間が胸元を踏みつけていたのでは?その人がクローゼットに潜んでいるのでは?そう思い体中が汗でびっしょりになったのを覚えています。

父が帰宅してからクローゼットを確認してもらいましたが、結局誰もいませんでした。今はその怖い思いをした実家から離れて生活していますが、金縛りにあったことはありません。実家に帰ると、クローゼットを開けるのが今でも怖いです。