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【奇妙な話】これって祟られてる?神社で○○○に遭遇したんだけど、それ以来、、

【奇妙な話】助けてください!!神社で○○○に遭遇したんだけど、それ以来祟られ続けているんです。
ちーすけ

FM都市伝説をお聴きの皆様、明けましておめでとうございます!
今年もマンデープログラムでは超恐怖系・ネタ系・ほっこり系…様々な都市伝説をお届けしますので、どうぞお付き合いくださいね。

さてさて皆さん、お正月に欠かせない行事は色々とありますが、忘れちゃいけないのが初詣ですよね。
本日は、あなたも神社に行くともしかしたら遭遇するかもしれない……
そんな不思議で奇妙でちょっぴり怖いエピソードをご紹介したいと思います。

ペンネーム「Y.T」さんからの投稿です。
どうぞ。


【投稿者:Y.Tさん】

これは僕がまだ幼稚園児だった頃に体験した不思議な出来事です。

僕は幼い頃、不思議な体験をよくしました。
例えば、夜眠れなくて机にベタベタと貼ってある野球選手のシールを見つめていたら、投球動作の選手がボールを投げ出したり、打球動作の選手がフルスイングしたり。
それを見てニコニコと笑っているうちに眠ってしまう。
そんな体験をよくしましたが、翌日その出来事を友達に話しても当然誰1人として信じてもらえることはありませんでした。

ある日の幼稚園の帰り道、よく遊びに行っていた少し離れた地域の公園に行きました。
しばらく砂場で遊んでいると、僕より小さな女の子がいかにも悪ガキそうな男の子達に何かはやし立てられ泣いています。

僕は物心ついた頃からテレビの中のヒーローに夢中で、

(女の子をいじめるヤツは許さない!)

と正義感だけは強かったので、男の子達をやっつけて女の子を助けました。
泣いている女の子をどうやって元気付けようか考えていると、

「あなた!その子に何したの!?」

と後ろから声がしました。
振り返ると、自分と同じか少し歳上に見える女の子がこちらを睨んでいます。
伸びたおかっぱのような髪型で、可愛らしい女の子です。
僕がオロオロしていると、泣いていた女の子がまだべそをかきながらも

「この男の子は私を助けてくれたの!」

と言いました。
それを聞いたおかっぱ少女は、

「そうだったの。ごめんね。この子は私の妹。助けてくれてありがとね。」

と、妹を抱き締めながらお辞儀をしました。
そのまま三人で遊んでいたのですが、夕暮れも近くなり彼女達は家に帰る時間になりました。
僕はその公園で彼女たちを見送ろうとしたのですが、おかっぱ少女が

「すぐに戻ってくるからここで待ってて」

と言います。
おかっぱ少女は妹を家に連れて帰った後すぐに一人で戻ってきました。そして改めて丁寧にお礼を言い、続けて、

「私、君が気に入った!秘密を教えてあげる!」

と、僕の手を引っ張ります。
可愛い女の子に気に入ったと言われて嬉しくないはずがなくついていくと、坂道の先にある階段の手前で、

「私、実はキツネなの。」

と少女が言い出しました。
流石に、何を言ってるんだと言い返そうとしたとき、

「証拠を見せてあげる。」

と、近くに停めてあった車の陰に隠れました。

僕はすぐに追いかけましたが、そこにいるはずの少女がこつぜんと姿を消していたのです。
ちょうどその瞬間、そばの階段を駆け上がる白いキツネらしき動物が見えました。
何かに引き寄せられるように僕も階段を上っていくと小さな社(やしろ)がありましたが、周りには誰もいません。

(・・・あの子はどこに行ったんだろう。)

階段や社の周りを探してみましたが結局少女の姿は見あたりませんでした。
仕方がないので僕は家に帰る為階段へ降りようとすると、

「信じた?またね!」

と、声がしました。

振り返り辺りを見回しましたが、やはりそこには誰もいませんでした。

その後聞いた話では、あの社はお稲荷さんをまつっているそうです。
あれから30年近く経ちますが、僕は、大した病気もケガも無く過ごしています。
ただ女性にはモテず、いまだに独身です。

まさか・・・ね。


ちーすけ

Y.Tさん、ありがとうございます。
なかなか含みのあるオチでしたが皆さんはどのように感じられました?
私から一言。
「女性の独占欲は怖い!w」

ところで狐と言えば神社の中でも特に稲荷(いなり)神社が連想されますが、金運アップのご利益がある事はご存知でしょうか?
稲が成る=いなりと言うわけです。
皆さん、初詣に行くなら稲荷神社がおすすめですよ~

それでは、今年も毎週月曜にお会いしましょう。
次回の都市伝説もお楽しみに。