【投稿者:峠の体験者さん】
私の周りでは、今でこそまったく『心霊現象』は起きませんが、幼き頃から、実は良く分からない『黒い人影』らしきものが、目の左右でチラチラと動く現象を当たり前の様に見てました。
幼い頃は、それが当たり前のことだと思っていたのです。
そのことを両親に話しても、最初はまともに取り合ってもらえませんでした。
見間違い、気にしすぎ、などと言われたのを覚えております。
状況が変わったのは、それ(黒い人影らしきもの)が、夢に出てきて『金縛り』になってしまうことが頻繁に起き始めたことがきっかけでした。
幼いので、連日の様に、『夢』『現実』で、出て来る『黒い人影らしきもの』を見るたびに、大声で深夜に泣いていて、両親もさすがにおかしいと思いはじめたのです。
話はここで少し逸れます。
金縛りにあった事がある方はおそらくご理解頂けるでしょうが、金縛りには、ある特徴があります。
身体は動かないけど、瞼と眼球だけは、動き、物凄い嫌な気配を感じます。
そして、金縛りは一晩で『1回なると、連続して起こる』という傾向があることです。
話は戻ります。
両親も、頻繁に深夜に泣き叫ぶ、幼い私の『叫び声』に耐えかねたのでしょうか、
病院へ連れていかれ、お薬(恐らく眠剤だと思いますが、覚えておりません)を処方されました。
しかしまったく改善せず、起きてる時は目の左右の端に『黒い人影』がチラチラと見え、寝てしまうと、その『黒い人影』によって金縛り、と、昼夜問わず同時に襲ってきます。
精神科・眼科等、さまざまな病院に連れて行かれましたが、結局、病院の診断では『異常なし』だったようです・・・。
最終的に、車で30分ほどかかる場所にある、お祓いをしてもらえるという祈祷師さんの所へ連れて行ってもらいました。
(親も何かしら情報を集めて、私の身を案じてくれたんでしょうね)
祈祷師さん曰く、私は生まれながらに、その目に見えない者が見える体質であり、憑依をされやすい体質とのこと。それが原因でそのような現象が起きているのでしょうと、言われたそうです。
神棚の前に祈祷師さん、その後に私、で、私には文字が沢山書かれた御札の様な物を全身に巻かれお祓いを受けると、いう事を、しばらく通う形で続けておりました。
本当に不思議なのですが、しばらく通ううちに『黒い人影』も『金縛り』も起こることも無くなり、平穏に暮らしておりました。
ただ、祈祷師さん曰く、これはあくまで簡易的に『寄せ付けない様にしているだけ』であり、時間と共に効果は薄れ、ある年齢になるとまた『始まる』と言われた様です。
どうやら生まれ持ったその体質を変えるという事は相当難しい様で、ですが中学生くらいまでは何事もなく過ごしておりました。
しかし、ある事件をきっかけにこれらの現象がさらに『濃厚な状態』で、再発してしまうのです・・・・。
それは、また別の機会にお話したいと思います。
この世には、『目に見えないけど存在している者』は確実に、有ると、私は思います。
聞いたところによると、素粒子の世界では、『無の空間』に、突然として異物が現れ、そして『突然消える』、そんな物体が存在する事が、分かってきていると言います。
その異物が、一体何なのか、までは分かっていないそうですが・・・。
今回は、幼い頃の身に、起きた、不思議な体験談をお話させていただきました。