【投稿者:T.Cさん】
私の友人の優子(仮名)が実際に体験した話です。
当時私は長野県にある、とある専門学校に通っていました。優子とはそこで知り合った同級生です。
ある日、優子が「今度あの廃墟になったラブホテルに彼氏と散策しに行くの」と言っていました。
廃墟になったラブホテルとは、心霊スポットとしては有名で、「長野県 ラブホテル ○○スポット」で検索をかければ一発で出てくる場所です。
私は心霊スポット等に出かける人たちの気持ちもわからず怖がりなので、へぇそうなんだとしか言いませんでした。
数日後、急に優子が3日ほど学校を休んだので気になっていたのですが、登校してくるといつも明るかった笑顔はなく見るからに沈んでいました。
話を聞いて見ると、
「あのラブホテルは本物の心霊スポットだ。行かない方がいい」と言い出したのです。
詳しく話を聞いて見ると、優子は彼氏と車でその廃墟になったラブホテルまで向かったそうです。出発した当初はデート気分で楽しい雰囲気でしたが、廃墟に近づくにつれ、車内は重苦しい空気になっていき優子はいてもたってもいられない気持ちになったそうです。
廃墟に到着すると、面白がってホテル内の写真を撮りたがる彼氏を横目に早く帰ろうとせがみましたが、なかなか帰ろうとはしなかったようです。
怖くなった優子は「先に戻ってるから」と、彼氏に伝え先に車に戻りました。
5分程度で彼氏が帰ってきたので、急いで車を出してもらい帰路に着きました。
重苦しい空気ではありましたが、それまでは特におかしなことは何も起きなかったみたいです。
不意に彼氏が「携帯がない!」と言い出しました。
もしかしたら置いてきたかもと言うので、優子の携帯から電話をかけると発信音はありますが車の中で鳴っている様子はありません。廃墟に置いてきてしまったのだろうと思い、携帯を切ろうとした時、電話が繋がったそうです。
え?と思い耳をすますと
「ポタッ、ポタッ、ポタッ」と水滴が地面に滴り落ちるような音が聞こえたそうです。
優子は言葉を失いますが、そのままプツッと電話が切れたと話していました。
優子は怖くなり「もう取りに行くのは止めようよ!」と言ったのですが、俺が取りに行くからと彼氏が言うのでとりあえず先ほどまでいた廃墟のラブホテルまで戻り、彼氏は車を降りて一人で携帯を探しに行ったみたいです。
数分後彼氏は小走りで帰ってきて、
「電話してくれたおかげですぐに見つかったよ」と言ったそうです。
「え!?私電話なんてしてないよ。」
「え?だってお前から着信来てたよ。」と話が噛み合いません。
優子たちは半ばパニックになってしまいすぐさまその場所を後にしました。
優子は気を紛らわすためにたわいもない話題を彼氏にしていましたが、いつもはよくしゃべる彼氏は何か思うところがあるのか、神妙な顔つきで考え事をしている感じだったようです。
そして優子の記憶があったのはそこまでで次に気付いた時には病院のベットの上に横たわっていたらしいのです。
聞いたところによると、車が猛スピードでガードレールに突っ込んでしまったそうです。幸い優子と彼氏ともに大怪我には至らなかったのですが、
その日からずっと、身体が重いそうなんです。
面白半分で心霊スポットに出かけると、思いもよらない事態に引き込まれてしまうことを優子を見て感じました。
くれぐれも興味本位で検索はしないようにしてください。
「長野県 ラブホテル ○霊スポット」
さ、ささ最後の締めが怖いっすね。
私はもちろん検索しませんが笑
ですがもし人並み外れた好奇心と行動力がおありの勇者がいたら、一度行ってみるのはいかがでしょうか。その際はぜひ当FM都市伝説で特集記事を組ませてください!
(私は文章を書く担当ですけど笑)
ご連絡お待ちしております。
くわばらくわばら
こんばんは。mojaです。
今日はとっておきの恐怖体験をご紹介したいと思います。
でも他人の恐怖体験聞くのってなんでこんなに面白いんですかねえ。
結局怖くなってトイレに行けなくなるのにね笑。
ちなみに私は小学生の頃に野球部の監督に連れて行かれた肝試しが怖すぎて少々トラウマとなり、あんまり積極的には恐怖スポットには行きたくない派です。
都市伝説MCとしては致命的ですね笑
とはいえMCですからそのうち克服しますよ。はい。
それではご紹介いたします。
本日の恐怖体験のお便りは長野県にお住いのT.Cさんから頂きました。
お聞きください。