元北朝鮮ミサイル技師の証言
2022年になってから、北朝鮮によりミサイル実験の報道を良く目にする。報道では北朝鮮の挑発行為だと言われているが、少なくとも26発のミサイルが発射(2022年6月7日現在)されており、年間でのミサイル発射回数は過去最高を記録しているようである。
もし、英国最大のブックメーカーのウィリアムヒルが、「大谷翔平のホームラン数」と「北朝鮮が今年発射するミサイル数」のどちらが多いのか、という賭けをしていたら間違いなく「北朝鮮のミサイル発射数」にベッティングする。
話を戻すが、「ミサイルの部品の90%は日本製である」と、北朝鮮の元ミサイル技師がアメリカ上院政府活動委員会で証言した。
この技師は、27年前に亡命しているため、2022年現在もそうであるかの真偽は定かではない。しかしながら、戦争が起こると経済が活性化すると言われている通り、もし今も北朝鮮のミサイル部品が日本製であったとしたら、部品を製造している会社は間違いなく儲かるということは言わずとも理解できる。
ミサイルの日本製部品
日本の企業も軍事ビジネスに介入している。大手で言えば、「三菱重工」・「三菱電機」・「川崎重工」あたりが有力である。例えば、アメリカのロッキードマーチン社が開発した迎撃ミサイルPAC-3の部品は、ほとんどが川崎重工で製造されている。これらの部品をアメリカに輸出し、アメリカでPAC-3となる。これを世界各国へ輸出しているのである。もちろん日本国内の自衛隊にも配備されている。
上記はあくまでも一例で、おそらく世界各国の軍が保持しているミサイルには日本製の部品は含まれているであろうことが容易に想像できる。北朝鮮が発射しているミサイルも同じことが言える。おそらく日本製の部品は少なからず含まれているはずである。そして、皮肉なことに北朝鮮の日本国内へのミサイル発射に対抗するために、我が国日本も、PAC-3のような日本製の部品が搭載されている迎撃ミサイルを配備しなければいけなくなる。しかも、そのミサイルはアメリカから購入する。
何とも訳の分からない話だ。この裏には、秘密裏に日本、北朝鮮、アメリカの3か国の首脳たちが思い描いた思惑があるのかもしれない。
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