【投稿者:あちゃさん】
これは、友達から聞いたお話しです
私の住んでいる熊本県(南の方)の地元には
以前は人が住んでいた地域を強制的にダム湖にしたと言われる有名な湖があります。
そこは自殺の名所としても有名で、地元ではちょっとした心霊スポットになっています。
そこにまつわる様々な噂がありますが…
その中でも1つ忘れられない話があります
とある夜、男2人、女2人で車で興味本位で湖へと向かいました。
湖のほとりに車を停めあたりを観察していました。
男女4人の目的は、遊び半分の心霊スポット散策です。
なにげなく湖から山のほうに向かってすすんでいくと、
人が歩けるほどの細道があるのを見つけました。
湖での心霊現象は特に何も起こることはなく
その4人は、細道を歩き山に向かって歩き出しました
そんなに長い道ではなかったそうです
細道を抜けると、ポツンと一軒家があったそうです
灯りが薄ら灯っていたそうですが、
人は住んでいなさそうな…そんな印象の一軒家を見つけました。
4人は面白半分で一軒家にズカズカと入り込みました
家の中には、何故か首から上のマネキンが数個飾られており
髪の毛は切られた跡が残っていました。
畳の部屋は、泥で薄汚れていたけれど、
それ以外に不思議な様子はなかったとの事です
人が怖がらせる目的で作ったのだろう…
と思ったと言っていました
その後、その周辺を見回り、特に何もなく
帰ることにしました。
また、来たときと同じ細道を車に向かって歩き出しました。
帰りはとても長く感じたと言っていました
なぜか足も重く進みが悪くなり
雰囲気もどんよりしていたと…
車に乗り、さあ出発しようとしたところでした
一瞬細道の方に1つの灯りを感じました
一瞬だったのですが、4人とも見ていたらしく
その時、なぜか「やばい」と瞬時に悟り
急いでエンジンをかけようとしました
だけど、エンジンがかかりません
エンジンは全く反応せず、
かかる様子もなかったとの事です
4人はパニックになり、必死に何度も
エンジンをかけました
「早くかけてよ!」
その瞬間また、灯りが1つ見えました。
さっきよりも近くに感じ、
本当に終わったと思ったそうです。
ですが、
その瞬間、エンジンがかかりました。
そのあとのことはよく覚えていないらしく
無我夢中で帰宅しました。
家について車から降りようとした時に
驚愕しました。
4人とも膝下まで泥まみれなのです。
車も泥のぬかるみに浸かったのでは、
と思うほどに泥がついていました。
細道でも、湖周辺にも泥だらけの所はなく
細道は草がなぎ倒されたような所です。
泥だらけになるような場所はありません。
でも自分たちの足は、
田んぼに浸かったかのような泥で汚れていたと…
友人たちは心底恐怖に怯えたと言います。
そして…その車の持ち主であった友人は、数日後交通事故に巻き込まれました。
友人も大きな怪我を負ったとのことですが命に別状はなかったようです。
先日泥だらけになったことと、なにか関係があるのでしょうか。
その友人は気味が悪くなり、その時の車は売却したとのことです。
コメントを残す