現在、世界各地でCOVID -19(通称新型コロナウイルス感染症)が猛威を奮っています。
日本でも緊急事態宣言が発令されるなど、多大な影響を与えている病気の原因である新型コロナウイルスですが、実はその流行は予言されていたものだったのです。
まさに現在進行形の最新の都市伝説をご紹介します。
新型コロナウイルスを予言した作品たち
まず、映画や小説などで、あたかも現状を予言しているような作品たちを紹介します。
新型コロナウイルスを予言した映画
新型コロナウイルスを予言した映画として今脚光を浴びているのが、2011年に公開された「コンテイジョン」という映画です。
9年前の作品でありながら、作品の世界観はまさに今の私たちの世界そのものです。
作品のストーリーをかいつまんで解説すると、香港・イギリス・東京で3人が同じ症状で死亡します。アメリカでも香港に行っていた主人公の妻と息子が死亡し、遺体がCDC(米国疾病管理予防センター)に送られると、とても危険な伝染病であることがわかります。
このウイルスは致死率20%(新型コロナウイルスは2%)で他人との接触だけで感染する猛毒性ウイルスで、最初の発症者はマカオ(新型コロナウイルスは武漢)で発生し、わずか数日で感染者が急増。
数カ月後にCDCの医師がワクチンを完成させ、パンデミックは終息するという一応はハッピーエンドですが、それまでに全世界で2600万人が死亡します。
致死率と感染方法に現実との違いはありますが、発生したのが中国領内であったり、アメリカに感染拡大するなどの点が新型コロナウイルスと同じです。
この作品内ではワクチンが開発されてパンデミックは終息しますが、現実でもワクチンは開発されるでしょうか。
新型コロナウイルスを予言した小説
新型コロナウイルスを予言したとされる小説は複数存在します。
しかもそのうちの1冊は日本人が執筆し、日本で発売されました。
その小説は『首都感染』。
2010年は刊行されたこの本でも、やはりウイルスの発生は中国です。中国で発生した未知のウイルスを中国当局が隠ぺいし、その結果、日本でも感染者が急増します。
ウイルスへの対処として作品内では東京封鎖が行われますが、現実でも東京には緊急事態宣言が発令され、外出が制限されています。
もう1つの作品は『ペスト』です。
この作品はアルジェリアの港での物語になります。ある医師がネズミの死体に気が付きます。
ネズミの死体はどんどん発見され、焼却されますが際限がありません。
そして人間にも高熱でリンパ線が膨れ、脇腹に斑点ができて苦しみ、死亡していく患者が急増します。
この病気はペストでした。ペストは現実にも存在するウイルス性の病気で、もっとも流行した時には全世界で1億人(新型コロナウイルスは数万人)が死亡したというまさに最強のウイルスです。
このようにウイルスの性質面では、現実と乖離しています。
ですがこの小説が予言していると言われているのは、人々の行動です。
作中では、アルコールやハッカのドロップが伝染病を予防するとして人気になるとみながそれらに群がります。
まさにマスクやアルコール消毒液の買い占めや転売問題と同じですよね。
医療崩壊を起こすと、市民は施政当局を糾弾します。
そして何より現実そのままなのが、1人の男がペストにかかると、錯乱状態で外出し、初対面の女にとびかかります。
そしてペストに感染していることを宣言する場面です。
この描写は蒲郡で起きた事件を想起させます。新型コロナウイルスに感染した男性が「ウイルスをばらまいてやる」と宣言し、飲食店にいくと従業員の女性らに感染させ、自身は死亡したという事件です。
このようなウイルス蔓延という極限化における人間の行動が予測されているのです。
新型コロナウイルスを予言した予言書
先に紹介した2つの小説はあくまでフィクションの世界において、ウイルスが蔓延した世界を描いており、それが現実と酷似しているというものです。
しかし、これから紹介する本は現実でウイルスが蔓延すると書かれているまさに予言書です。
2008年夏に5歳からお告げで聞こえるようになったという霊媒師ことシルビア・ブラウン氏は、「2020年ごろ、重い肺炎のような疾病が世界中に拡散し、肺と気管支を攻撃し、既知の治療法全てに対して耐性を持つ」という予言を含む予言書を出版しました。
まさに新型コロナウイルス感染症そのものを予言したこの本は、感染の拡大とともに脚光を浴び、アメリカのアマゾンノンフィクションランキングでは、一時期2位になるなど、売り上げが急増しています。
はるか昔からの警告
ここまでに紹介した書籍や映画は比較的近年の予言ですが、はるか昔から新型コロナウイルスの蔓延を予言していたであろうものが見つかっています。
ノストラダムスの予言
1999年7月に物心がついていた日本人なら、ほぼ全員が知っているであろう予言者、それがノストラダムスです。まずはその予言を紹介します。
海辺の都市の疫病は死が復讐されることでしか止まらないだろう。
罪なくして咎められた公正な血を代償に偉大な婦人は偽りによって辱められる。
出典 ノストラダムスの予言集・百詩篇 第2巻・第53番
疫病の予言ではありますが、海辺の都市というのが現実とは違います。
新型コロナウイルスが発生した武漢は、山奥の都市です。
しかし、武漢内の華南海鮮市場がウイルスの発生源という説があります。
ノストラダムスの予言はノストラダムス自身が夢でみたものが含まれているという説があります。
夢で魚がたくさん売られている市場を見て、ノストラダムスが発生源を海辺の都市と勘違いした可能性があります。
そして偉大な婦人とは、現在、中国副首相をつとめている、呉儀女史であると推測がされています。
なんと彼女は武漢市の出身でもあるのです。
聖書の予言
世界でもっとも多く出版され、読まれている世界一のベストセラー。
それが聖書です。
そして聖書には様々な予言が記されています。
その中の1つに、
「大地震が起こり、あちこちに疫病や飢饉が起こり、さまざまな恐ろしいことが起こり、天からは偉大で奇跡的な徴(しるし)がもたらされるだろう」
これは『ルカによる福音書』第21章11節に書かれている予言です。
疫病が起こることが予言されています。
そして現実でも飢饉が実は発生しそうなのです。
国連の機関がすでに世界的食糧危機が起きる可能性があると警告を発しています。
新型コロナウイルスによる流通が妨げられ、買い占めが起こり、それが発展して国家間で輸出制限が起きる可能性があるそうです。
先日、アメリカがマスクの輸出制限を発表し、それを各国が非難しましたが、それが食糧でも起こり得るということです。
そしてこの予言のもっとも恐ろしい点は、疫病や飢饉はあくまで前触れであり、その後にさまざまな恐ろしいことが起こるという予言だということです。
さいごに
予言の中にはワクチンが完成するなど、死亡者は大量にでるが、パンデミック自体は終息するというハッピーエンドになるものが多いですが、死亡する人数には大きな開きがあります。
これから先、現実がどのような未来になるのか、それはわかりません。
果たしてその答えを知ることができる時に、人類はどれだけ生き残っているのでしょうか。
すぐに終息するのか、数億人が死んでしまうのか、できれば前者の未来が待っていることを私は願います。
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