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ロスチャイルド家の真の狙いとは?|華麗なる大富豪ファミリーの歴史と大いなる野望

ロスチャイルド家の名前は、都市伝説や陰謀論がお好きな方なら一度は耳にした事があるのではないでしょうか?

近代以降の歴史において莫大な財力と絶大な権力を誇り、21世紀を過ぎた今もなお、とある野望を実現するために邁進していると言われています。

本記事では、ロスチャイルド家とはそもそもどのようなファミリーなのか、世界統一政府とはなにか、そして何を成し遂げようとしているのかについて、その歴史から紐解いていきます。

ユダヤ人の歴史

ロスチャイルド家について詳しく紹介する前に、ユダヤ人の歴史を簡単に知っておくと話が分かりやすくなるので解説します。

現在世界中に存在する名だたる銀行の経営陣には、ユダヤ人がズラリと名前を連ねます。

そもそも何故、大金持ちしかなれないような巨大銀行の経営陣には、ユダヤ人の名前が多いのでしょう?

もっと根本的な疑問として、そもそも何故、ユダヤ人には大金持ちが多いのでしょう?

ユダヤ人にはなぜ、大金持ちが多いのか?

ユダヤ人の聖典である旧約聖書の記述によると、彼らは元々(紀元前2000年前後)、現在のイスラエル周辺の地で暮らしていた人々でしたが、紀元前722年に彼らの王国が他国の攻撃を受けて滅亡すると、民族としてのイスラエル人(=ユダヤ人)は、世界中にバラバラに散ってしまったとされます。

その後1948年のイスラエル建国まで、彼らは民族としては世界中に離散した状態が続きました。

このユダヤ人の民族離散をディアスポラと言いますが、彼らが民族として世界中に散り散りになった事が、ユダヤ人が大金持ちになるキッカケになりました。

ちなみに蛇足ですが、都市伝説の定番である日ユ同祖論(日本人の祖先はユダヤ人であるとする説)は、このディアスポラに由来があります。

ユダヤ人が大金持ちとなるキッカケ:ユダヤ人と為替業

ユダヤ人が最初にお金持ちになる土台を築けたのは、為替業を始めたのが決定的でした。

ご存知の通り為替業とは、スムーズに貿易が出来るよう、異なる通貨を使用する【ある地域A】と、【もう一方の地域B】で通貨基準をそろえ、その手数料を取る業務です。

例えば、日本円でおよそ100円とアメリカドルの1ドルは同じ価値を持ちますが、このように通貨基準をそろえるためには、【ある地域A】と【ある地域B】の物質の価値について、よくよく熟知している人間がいなければ成り立ちません。

そして出来れば、両方の地域についての社会情勢や経済情勢に、詳しい人間である必要があります。

つまり、ある地域Aとある地域Bのそれぞれで、生活を営んでいる人間が必要となります。その点ユダヤ人は、民族が世界中にバラバラに散らばり独自のネットワークを築いていたので、為替業はまさにうってつけの商売でした。

そして何より強調しておきたいのですが、中世において為替業はユダヤ人の独占業務だったという事です。

簡単に言えば、為替業による利益をユダヤ人が独り占め出来たという事です。

この為替業の成功によりユダヤ人は、現代まで続く莫大な財産の基礎を築きましたが、その筆頭として活躍したのが歴代のロスチャイルド家の人々なのです。

巨大な財産をさらに莫大なものにする:ロスチャイルド家と銀行業

為替業により莫大な財産を得たロスチャイルド家が、19世紀以降手を付けたのが銀行業です。当時は世界的に、ナポレオン戦争やアメリカ独立戦争などに代表される、いわゆる「戦争の世紀」の時代で、戦費調達のために各国がロスチャイルドファミリーの銀行から多額の借金をしました。

貸付相手が「国」なのですから、とんでもない額の利息収入が入ります。

この銀行業の大成功により、ロスチャイルド家の財力はさらに莫大になりました。

また、「国」に資金を貸し付けた事により、その国の政治にも深く関与をする事が出来るようになり、それに伴い権力も強大化し現在に至るのです。

なぜユダヤ人は迫害されたのか?

ちなみに若干話はそれますが補足の意味も込めて追記すると、以上のようにユダヤ人には貸金業で成り上がった民族という側面があります。お金の貸し借りを商売にすると人の恨みを買いやすいため、ヨーロッパでは昔から、ユダヤ人は煙たがられる傾向があったようです。

シェイクスピアの『ベニスの商人(1594~1597年に書かれた作品)』は、「ユダヤ人の貸金業者が主人公のひとりに無茶苦茶な条件でお金を貸すものの、ラストの裁判で大逆転され痛い目に遭う」というストーリーですが、当時この作品を見たヨーロッパ人には大変ウケが良かったようです。(『ベニスの商人』は元々演劇用に書かれた戯曲で、演劇鑑賞は17世紀当時のヨーロッパにおいて最大の大衆娯楽だった)

いかに昔からユダヤ人が煙たがられていたか、その一端がうかがえます。

そしてこのようなユダヤ人に対する、積もりに積もった憎悪の感情が第2次世界大戦で爆発し、ユダヤ人への迫害や虐殺につながっていった事は、人類の歴史の負の側面として今もなお刻まれているのは、皆さんもご存知の通りです(※)。

※第2次大戦中のユダヤ人への迫害や虐殺の例としては、真っ先にナチスドイツが挙げられる。ナチスドイツはユダヤ人を、「ドイツ国民の富を搾取(さくしゅ/奪い取る事)する民族」として徹底的に迫害・虐殺する事で、国民の戦意高揚と団結を計画した。当時ドイツ国内においてナチスの命令は絶対で、逆らうと自分が死刑にされる可能性もあったため、国民も従わざるをえなかったが、次第に感覚がマヒしてしまい、自ら進んでユダヤ人の迫害や虐殺に加担したドイツ人もいた。

ロスチャイルド家と日本

話題を本筋に戻します。

ロスチャイルド家はヨーロッパを拠点として金融業を営んできましたが、日本とも近代以降深い関わりがあります。

明治維新の時に薩長は、ロスチャイルド家から多額の資金援助を得たなどの諸説もありますが、国家としての日本とロスチャイルド家の関わりの発端は、日露戦争(1904~1908)であると一般的には言われます。

当時の日本は明治維新から間もない事もあり、慢性的な財政難に苦しんでいましたが、日露戦争の戦費をロスチャイルド家からの借金で賄った事は有名な事実です。

そしてこの日露戦争時の付き合いがきっかけとなって、日本に対するロスチャイルド家の影響力は、今もなお継続していると言われています。

その証拠に1973年、それまでの日本に対する功績が評価され、ロスチャイルド家当主(当時)のエドモンド・ロスチャイルド氏に、勲一等が天皇陛下から授与されています。

また、日本銀行の株主比率にもロスチャイルド家の影響が見て取れます。

日本銀行の筆頭株主はもちろん日本政府で、およそ55%の株式を所有していますが、残りの45%のうち相当な比率は、ロスチャイルド家とその関連ファミリーが所有しているのではと噂されています。

この株の保有比率についての噂は真偽不明の都市伝説ではありますが、それとは別に、ロスチャイルド家の家紋と日本銀行のエンブレムは非常によく似ており、少なくとも日本銀行に対してロスチャイルド家が、一定程度以上の影響力を持っているのは確かなようです。

現代におけるロスチャイルド家の影響力

ロスチャイルド家が影響力を行使していると噂されるのは、日本政府や日本銀行だけではありません。

世界各国の政府や中央銀行に対し、ロスチャイルド家が行使できる影響力は非常に強力だと言われています。

世界各国の政財界を支配するロスチャイルド家

ロスチャイルド家がさらなる「力」を得る事が出来たのは、第2次世界大戦の勃発が大きな役割を果たしたとされています。

第2次世界大戦時に世界各国は自国の中央銀行を経由して、戦争継続のためロスチャイルド家から多額の借金をしていますが、借金の額があまりにも莫大だったため、この借金を未だに完済していない国も多いと言われています。つまり未だに第2次世界大戦時に貸したお金の利息が、ロスチャイルド家に入っているという事です。

さらにロスチャイルド家は各国の中央政府の株式を、日本銀行のケースと同様に大量に保有していると噂されています。

つまりロスチャイルド家の経済的な影響力は、現代においても世界各国に行き渡っていると考えられるのです。

そして経済面だけでなく、世界中の政治的な権力者に対しても、ロスチャイルド家は大きな影響力を行使していると噂されています。

例えば2016年にアメリカでトランプ大統領が誕生した際、トランプ氏陣営が選挙資金の調達先として大きく頼ったのがロスチャイルド家でした。

のちのアメリカ大統領に巨額のお金を貸すという事は、のちのアメリカ大統領に大きな「貸しを作った」「恩を売った」という事なので、トランプ氏が大統領就任後もその貸しを返すため、裏でロスチャイルド家の言いなりになったのではと疑われてもしょうがありません。

事実、トランプ氏は大統領就任後、一貫して自国第一主義を掲げ排外的な(非協調的な)外交政策を展開する中、バーレーンとイスラエルの国交正常化を仲介する(※)など、異常なほどユダヤ人国家であるイスラエル寄りの政策を取り続けました。

※中東で孤立するイスラエルにとって、たとえバーレーンのような小国でも同盟国が出来るメリットは非常に大きいが、アメリカにとっては特にメリットの無い仲介行動と考えるのが一般的

ロスチャイルド家のさらなる野望~世界統一政府の樹立~

中世から現代に至るまで、強大な財力と権力を手中にしてきたロスチャイルド家は、今後どこに向かおうとしているのでしょうか?

ロスチャイルド家の最終的な野望は、自らを元首とする世界統一政府の樹立なのでは?と噂されています。

ロスチャイルド家が目論む世界統一政府とは?

ロスチャイルド家が目指しているとされる世界統一政府については、簡単にまとまると以下のように語られます。

  • 三権の府(行政府・立法府・司法府)はイスラエルにおく
  • 行政府の長は必ず、ロスチャイルド家の当主とする
    ※「統一政府の国家元首は必ず、ロスチャイルド家の当主とする」と言っているのと同義
  • 首都はエルサレムとする
  • 共通言語は英語とする
  • 基軸通貨はドルとする
  • 統一政府の中央銀行筆頭頭取は、ロスチャイルド家の中から選出する
    ※「統一政府の経済政策のトップは、ロスチャイルドファミリーから選出する」と言っているのと同義

つまり、現在のイスラエルに世界統一政府の主要な機能を集中させ、ロスチャイルド家の人間が政治・経済のトップに君臨するという内容です。

何も事情を知らない方には、これはハチャメチャなストーリーに聞こえるかもしれません。しかし、これまで紹介してきたとおり、ロスチャイルド家が人類の歴史に与えてきた影響力の大きさを考えれば、果たしてこれは「荒唐無稽な陰謀論」の一語で片づけられるものでしょうか?

【まとめ】ロスチャイルド家の大いなる野望は実現したのか?

民族離散という悲劇の歴史を逆手にとって、莫大な財産を築くためのツールや手段にするあたりに、ユダヤ人の生きていく上での並々ならぬセンスと、ズバ抜けた頭のよさが感じられるのではないでしょうか?

歴代ノーベル賞受賞者の20%以上をユダヤ系の人物が占めるのは、偶然ではないように思われます。

人類の歴史において、特に中世以降の歴史において、ロスチャイルド家に代表されるユダヤのファミリーが行使してきた影響力は非常に甚大です。

そしてその強力な影響力は今もなお、現在進行形で続いているのです。

彼らの野望が本当に世界統一政府の樹立なのかどうかはわかりません。

しかし、世界各国の政府に今もなお莫大な借金を負わせ、世界各国中央銀行の筆頭株主に極めて近い立場を確保しているロスチャイルド家の存在は既に、陰から世界各国を操っているに等しいのではないでしょうか?

つまり事実上、ロスチャイルド家は既に、影の世界統一政府を樹立しているに等しいと言えるのではないでしょうか?