【投稿者:Y.Tさん】
これは僕が、高校生の頃に実際に体験した話です。
僕が通っていた高校は電車で1時間半もかかるところにあった為、平日は朝早く起き、夜は早く寝る生活を送っていました。
夜遊びもしたい年頃でしたが遅刻しないように登校するには仕方がありませんでした。
まだ週休2日制になる前でしたので、土曜日も昼までですが学校に行きました。
当然土曜日の夜は遊びまくる訳ですが、普段の生活リズムもあって、あまり遅い時間まで起きていることはありませんでした。
そんな生活を続けていた、ある土曜日の夜。
その日はベッドに寝転んで、ベッドサイドの電灯で漫画を読んでいました。
その当時、自分の部屋はベッドの足元にテレビを置いていました。
こうすれば動かなくても寝転んだままリモコンを使ってテレビが見られるからです。
漫画を読んでいるのでテレビは消しており、リモコンは枕元にあります。
漫画を読み終わり時計を見ると、もうすぐ深夜1時。
普段は遅くても深夜0時には寝ているので、少し夜更かしです。
流石に眠くなってきたので、漫画を片付けて電灯を消しました。
僕は眠るときは部屋を真っ暗にして眠るので、部屋の中に光は一切無い状態です。
もともと寝つきがあまり良くないのですが、ようやくウトウトと眠りにつきそうになった時…
身体が動かない!
最初は気のせいだと思ったのですが、寝返りが、、打てないのです。
もしかしたら夢を見ているのかも、と思いつつも、体で動くところはないか探しました。
小指が動く!
ゆっくりと目を開け、左手の小指を動かし、次は薬指だと思ったとき、目線の先に足元のテレビの画面が光っているのに気付きました。
(テレビは消してたんだけどな・・・。)
そう思いながら、画面を見た僕の目に飛び込んできたのは、
血だらけで白い着物を着た、長い白髪の老婆が近づいてくる映像でした。
思わず目を見開き、近づいてくる老婆に驚いた僕は、声をあげ助けを・・・
…呼べない!!声が出ない!!!
喉の奥で、
(うぅっ・・・)
と唸る事しか出来ません。
そうしている間にも、老婆のおぞましい顔は、テレビの画面の中でどんどん大きくなっていきます。
そして、目が合いました。
ニヤリと笑う老婆。
僕は気絶したように、そのまま眠ってしまいました。
翌朝目覚めたとき、昨夜の痕跡はありませんでした。
夢だったのか・・・と胸を撫で下ろし、トイレに行こうと部屋を出ると、まだ暗い。
(何で?朝の光が差し込んでたのに…)
戸惑いながら、廊下に目をやると、
あの老婆が階段を上ってくるところでした。
今度こそ僕は気絶しました。
金縛りにまつわる恐怖の心霊体験、いかがだったでしょうか。
助けを求めたくても声が出ない…恐怖感がひしひしと伝わってきました。
いや~夢じゃないんですよね?
それか深夜にやってたホラー番組とか、テレビ消したつもりで付いちゃってたんじゃないの?(と信じたい…)
金縛りの原因には諸説あって、代表的なものは『心身の疲れによるもの』。
その他に今回のエピソードのような『霊によるもの』とよく言われていますよね。
疲れによるものだったらまだ対処出来ますけど、霊によるものならどうしようもないですよね…
もし皆さんが金縛りにあってしまったら、落ち着いて深呼吸して少しずつ体をほぐしてくださいね。
それでは、次回の都市伝説もどうぞお楽しみに。
これって絶対『リング』の映画がTVで流れてただけですよね笑
皆さんこんばんは、FM都市伝説のお時間です。
今週もMCちーすけがお送りして参ります。
だんだんと年の瀬が近づき、本格的に冬に突入した感じがしますね。
寒くて寒くて、朝布団から出られない日々です。。。
本日紹介するのは、別の意味で布団から出られない!?そんな恐怖体験のエピソード。
寒くて動けないのも困りものですが、こんな体験するのはもっと嫌ですよ…
お読みいただければその意味がわかります。
ペンネーム「Y.T」さんからの投稿です。
どうぞ。