【投稿者:S.Yさん】
みなさまは長崎県西海市にある『つがね落としの滝』をご存知でしょうか。
わたしはこの場所で、生まれて初めての不思議な体験をしました。
最近、仕事で疲れ果てていたわたしに、「マイナスイオンを浴びに行こう!」と友達の今日子(仮名)が滝に連れて行ってくれることになりました。
今日子は昔長崎に住んでいたことがあり、「たしかこの辺に滝があったんだよな・・・」という感じで、特に調べることもなく向かったのです。
わたしはいわゆる”霊感”というものが一切ありません。ですから、これまでに”心霊体験”をしたこともありません。
そんなわたしがその場所に到着した瞬間に、えも言われぬ感覚に陥ったのです。
「ここは何かがおかしい」
それでも、霊感もなく怖いもの知らずの今日子は、車から降り、「大丈夫だから行くよ!」と先に進んでしまいます。ひとりでそこに残るのはもっと怖かったので決死の思いで後に続きます。
滝に行く前に、とても小さなトンネルがありました。とても暗くて狭いトンネル。中にはセンサー式の電灯が点いています。点いているのに暗いのです。
わたしは小走りで駆け抜けました。トンネルの先にはまだ滝は現れません。しばらく歩かなければなりませんでした。 その日は天気が良く、こんなに気が動転していなければきっと美しい景色なんだろうなと伏せ目がちに速歩きをしていた時、右手と右足をなにかに引っ張られました。物理的に引っ張られたのではなく、体温が抜けていくというか、右手と右足だけ幽体離脱したような、と言ったほうが近いかもしれません。
なぜかわたしは逆に冷静になりました。「気づかないふりをしよう」と思いました。騒いではいけない。だから、今日子にも何も言いませんでした。
お目当ての滝に着きましたが、わたしは滝を見つめることができませんでした。じっと見つめたら何かが見えてしまうような気がしたからです。
冷静さを保ちながら、帰り道。 またあの暗いトンネルを通らなければなりません。
トンネルに入り歩き始めた時。わたしの冷静さは吹っ飛んでしまいました。
「後ろに誰かいる!!」
「静かにしたら何か聞こえてしまう!!!!」
確実に何かの気配を感じてしまったわたしは、何も聞こえないように大きな声で意味のない言葉を叫びながら走ってトンネルを抜けました。
以上がわたしが最近生まれて初めて経験した心霊体験です。あとで調べたところ、この「つがね落としの滝」は結構有名な心霊スポットとのことでした。
霊感のないわたしでもあんな体験をしてしまうほどの場所です。気安く近づかないほうが良いような気がします。
この日はとりあえず帰りに粗塩を買って帰り、自分にふりかけたりお風呂に入れたり舐めたりしました。 (その効果か?今のところ悪いことは起きていません)
S.Yさん貴重な体験談ありがとうございました。
こんな話を聞いてしまうとつがね落としの滝にはしばらくは行けそうにないですね。
くわばらくわばら
みなさんこんばんは。mojaです。
いよいよ我がFM都市伝説で皆様の奇妙な体験談をご紹介できる日がやってまいりました!
沢山の投稿、誠に感謝でございます。
突然ですがみなさん心霊体験はされたことありますか?
霊感がないから体験したことなんてない!という方は沢山いるかと思いますが、この話を聞いてみると、どうやら霊感の有無なんてあんまり関係無いのかもしれませんね。
本日は大分県にお住いのS.Yさんから頂いた、世にも奇妙な心霊体験談をご紹介したいと思います。
それではお聞きください。