【投稿者:まるちゃんさん】
新卒で当時、市場に就職しました。
そのころ、jrウェルター級のプロボクサーの先輩がいました。
自分もボクシングを後にやる事になるのですが、試合であったリアルな体験を色々聞かされました。
そんな中チケットを買って見に行く事になりました。
先輩は6回戦。丁度6回戦の試合が始まり、次の番という事で準備していましたがどうもいつもと違う場内の様子に、なんだろうと聞くとどうも前の試合で相手の右ストレートが丁度目の下にクリーンヒットしてその圧力で、眼球が飛び出てしまったのです。
丁度、目の下に骨がありますが、ここに右のストレートがあたり丁度チューブを指で押し出すみたいな感じで眼球が、体の外に露出したという感じです。
見ていて相当恐ろしい光景でした。
格闘技の怖さを知る事になりました。
当然試合は右ストレートを放った側の勝利ですが、相手は四ツ谷怪談にでてくるお岩さん状態です。痛みでのたうち回り、場内は悲鳴へと変わっていきます。
私は先輩の試合を見ようと丁度そのころ到着したんですが、あまりの様子に目を疑いしました。
救急車がすぐ来たようです。どうも先輩はその選手の事を知っていたようでしたが、詳しい話はそその後聞く事になります。
先輩もめでたく判定勝利しました。その後ですが、幸い眼球がつぶれたわけではありません。
そこで手術で眼球を戻して、目の失明はさけられたそうです。
しかし選手としては引退をする事になったようです。
もう少し、右ストレートが上を捉えていたら失明は避けられなかったそうです。
失明は避けられましたが、視力の低下はしているようでさらに6回戦のファイトマネーは10万円に届きません。
治療費と入院費でそちらも痛かったようです。
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