日本ではほとんどの家庭に水道が通っていて、飲んだり洗い物をしたり洗濯をしたり…日々の生活の中で多くの方が使用していると思います。水道水が無い生活は考えられない位、私達の暮らしの中で大切なものですよね。
さて、そんな水道水に関して思わずゾッとするような怖い噂があるのはご存知ですか?
日本は近年、水道法の改正や水道事業の民営化、水質基準の見直しが行われ、水道事業が大きく変わろうとしています。
そんな中、虫歯予防のためと称して水道水にフッ素を入れられる、日本の水道水が危険になるという話もあるのです。さらに言えば、民営化にともなう不気味な噂も多数存在します。
生きる上で必須となる水。身近な存在でありながら、私達は水道水について知らないことが多いようです。果たしてどのような怖い噂があるのか、今回は探っていきたいと思います。
日本の水道水は超危険になる?
フッ素入り水道水の噂
近年、フッ素が日本の水道水に添加されるという噂が広まりました。フッ素と言えば、虫歯の治療や歯磨き粉でおなじみですよね。
この噂の発端は、2020年4月に国の水質基準項目と基準値(51項目)が見直しに基づいて改正されたことに関係しています。
その中にはフッ素についての基準値設定もあり、そのことから、SNS等で「4月1日から水道水にフッ素を入れるらしい」「フッ素入り水道水は健康に影響があるのではないか?」といった話がどんどん広まったそうです。
実際のところ、その噂は全くのデマで、今のところ日本の水道水にはフッ素は入れられていません。
そもそも、フッ素の基準値はこれまで定まっておらず、今回の改正で初めて設定されました。フッ素には発がん性といった危険性が懸念されています。
近年、人体に影響を及ぼさない量ではありますが、国内の水道水や原水、浄水からフッ素が検出されていたため、基準値が定められたと言うのが真実です。
しかし、世界には虫歯予防のために水道水にフッ素を入れている国があります。アメリカの一部地域やマレーシア、オーストラリア、ニュージーランド、香港、シンガポール等で実施されているそうです。
ちなみに、過去日本でも水道水にフッ素を入れる取り組みがなされたことがありました。1952年~1965年まで京都市山科地区で試験研究として行われた他、1957~1972年には沖縄県で、1967年~1971年には三重県朝日町で実施されていたそうです。
水道水へのフッ素の添加の安全性と効果については世界保健機関(WHO)、米国疾病管理予防センター(CDC)、世界中の各国歯科医師会等の専門機関が保証しており、その普及を支持しています。
健康に影響があるのではないか?とも思いますが、適切な量であれば問題ないとされています。
そもそも、フッ素はほとんどの自然の作物、生き物に入っている成分であり、各地で濃度に違いはありますが川の水にも元々含まれているのだそうです。
人間の骨や歯等にもフッ素は入っていて、人体にとっての必須栄養素でもあるのです。
さて、現在の日本では水道水のフッ素添加は行われておりませんが、外国にならって将来的に行われるのではないか?という噂も存在します。
水道水ではありませんが、2017年に薬用歯磨き粉のフッ素配合量が改正されて、その前よりも引き上げられました。それまでは配合量の上限が1000ppmでしたが、1500ppmに変更され、よりフッ素濃度が高い歯磨き粉が登場するようになったのです。
外国ではこの変更以前から1500ppmまで配合可能であり、日本よりも高濃度のフッ素配合歯磨き粉が販売されていました。この改正により、日本の配合量も海外の水準と同じになったという訳です。
フッ素濃度の増加…歯磨き粉と同じように将来的に日本の水道水でも行われる可能性もあります。実際、日本では1リットル中50ナノグラム、アメリカでは70ナノグラムといったように、水に含まれるフッ素の基準値は外国の方が日本よりも高くなっています。
歯磨き粉と同じように水に関しても、外国の基準値に日本も合わせるように変更してフッ素濃度が増加し、フッ素入り水道水が登場する…という可能性もあるのかもしれません。
フッ素入り水道水の裏に潜む陰謀
水道水にフッ素を入れる行為。実は、これを最初に行ったのは、第二次世界大戦中のヒトラー率いるドイツ・ナチスだと言われています。
その目的は、虫歯予防ではありません。囚人をコントロールしやすくするために、フッ素入りの水道水を飲ませて精神障害を起こさせ、意図的に判断力を鈍らせて非反抗的にしました。フッ素が神経毒として活用されたのです。
フッ素は用法・用量を守って使用するならば人体に悪影響は無いと言われていますが、多量になれば非常に毒性のある物質でもあります。ガラスやプラチナと言った物質も溶かすこともできる猛毒の一面も持っているのです。
また、その毒性からできるだけ人体に取り込まない方が良いという主張する研究者もおり、フッ素の利用は、意図している恩恵よりも人体に大きな害をもたらすという意見も存在します。
体内に残留したフッ素が脳神経機能の低下、アルツハイマー病、アレルギーや癌、動脈硬化や糖尿病、骨粗しょう症といった病気の原因となるという話もあるのです。また、フッ素が母親の胎盤を通過して、胎児の脳発達にダメージを与えるとも言われています。
また、長期的なフッ素の利用は、歯のエナメル質に影響を与えて脆くさせてしまうそうです。実際、大量のフッ素摂取は「歯のフッ素症」という症状を引き起こし、歯の変色や変形をもたらします。
実は、水道水へのフッ素添加は1950年代頃から様々な陰謀論が展開されています。
その1つは、産業廃棄物として発生したフッ素の処理には費用が掛かるため、そのコストカットのために政府や企業が水道水にフッ素を入れたというものです。表向きは虫歯予防・健康のためと称して、裏の目的は廃棄物処理という訳ですね。
また、フッ素入り水道水によって人々を病気にさせ、それによって利益を得ようとしている陰謀論も唱えられています。
病気はならない方が良いものですが、一方で病気によって利益を得る業界も存在しますよね。病院、薬品会社、生命保険会社等々…。病気による儲けを狙ってわざと毒物でもあるフッ素を水道水に入れているのだそうです。
その他には、人間の思考能力を低下させるためにフッ素入り水道水を広めているという噂もあります。
都市伝説や陰謀論でおなじみの、フリーメイソンやイルミナティといった世界を裏で牛耳る秘密結社や、世界規模の権力者、国家が関わっていると言われています。
フッ素入りの水道水を利用して、人々の思考能力を低下させて反抗心を奪い、大衆を支配しやすい世界をつくろうとしているのだそうです。
まるでフィクションのような話ですが、過去、実際にナチスはフッ素を神経毒として利用し、囚人達をコントロールしやすいようにしました。それと同じように、世界を支配しようとしている人々がフッ素を悪用してもおかしくは無いのかもしれません。
水道水に農薬が含まれている?
さて、2020年の水道水の水質基準項目と基準値の改正で、新たにフッ素の基準値が定められましたが、他にも変更点がありました。
そして、その中で特に気になるものが、農薬類の基準緩和です。
改正されたのは7種類の農薬であり、うち新規で基準値が設定されたのが1種類、基準値が厳しくなったのが3種類、逆に緩和されたのが3種類となっています。
緩和されたのは、除草剤の「ジクワット」、有機リン系殺虫剤の「プロチオホス」、イネやジャガイモの殺虫剤の「チオシクラム」という農薬です。
ジクワットは細胞毒性が強く、体内に取り込まれると各臓器に組織障害を引き起こすそうです。腹痛、下痢、口の中のただれ、中枢神経障害、肝機能障害等をもたらし、最悪、死に至ることもあると言います。
また、プロチオホスとチオクラシムはアレルギー性皮膚反応や脳の神経系に影響を及ぼす等のおそれがあるそうです。
厚生労働省のHPではジクワットとプロチオホスの使用時には防護服を着用するようにと注意書きがされており、それだけ危険性が高いと言うことがわかります。
新たな水質基準では、ジクワットは2倍(0.005mg/1L→0.01mg/1L)に、プロチオホスは1.75倍(0.004mg/1L→0.007mg/1L)に、チオクラシムは1.67倍(0.03mg/1L→0.05mg/1L)の緩和になりました。
水中に含まれても大丈夫とされる農薬の量が、以前よりも増えたと言うことですね。
この基準緩和の影響により、水道水の水質悪化を懸念する声もあります。中には、危機感を感じて浄水器やウォーターサーバーを利用し始めた方もいるのだとか。
確かに、使用時にも注意が必要な位の農薬が基準緩和されたというのは不安になりますよね。水道水を飲むことを、ためらってしまいそうです。
最近、水道水が前よりも薬品臭くなったと訴えている人もおり、この基準緩和と関係があるのでは?と密かに言われているそうです。
水道民営化の闇
始まった水道民営化…善か悪か
水道事業は市区町村単位による公共事業でしたが、2019年10月から水道民営化が開始しました。各自治体の選択により、民間業者に管理運営を任せることが可能になったのです。
水道民営化が開始した理由としては、水道施設の老朽化、人口減少による自治体の脆弱化等が挙げられています。日本全国の水道管路は、1960年~1970年代の高度経済成長期に整備されたものが多く、老朽化が進行しているそうです。
水道管の交換目安は40年と言われており、それを過ぎた水道管の内部は腐食でボロボロ状態。実際、各地で水道管の漏水や破裂が年間約2万件も起こっています。また、耐震化が遅れており、地震が起こった際の断水といった不安要素もあります。
人口減少のために利用料収入が少なくなり、運営基盤が脆弱化した自治体では、水道事業のための人材確保や施設管理が不十分になると考えられています。老朽化した水道管や設備の点検や修理も難しくなるという訳です。
そして、その解決策として登場したのが水道民営化。民間企業に運営を任せることで水道管等の設備管理や人材の確保が安定し、自治体も負担を減らすことができます。
こういったメリットがある一方で、水道民営化を反対する意見も存在します。
利益を重視した運営を民間企業が行うことにより、水質がかえって悪化するのではないか、水道料金が高くなるのではないかという不安の声も広まっているようです。
日本では、いち早く静岡県浜松市や京都府、宮城県といった地域が水道民営化を進めようと動き出していますが、市民から抗議の声もあり、反対の署名活動も行われた地域もあるそうです。
ちなみに、海外では1990年代から、フランスやイギリス、ドイツ、アメリカ等の国々が水道民営化を実施しています。
しかし、上手くいかなかった例も多く、日本で心配されているような水道料金の高騰や水質の悪化が実際に起こりました。そして、それらによる更なる二次被害も発生しています。
例えば、フィリピンのマニラでは水道料金が民営化前の5倍になり、低所得者には水が供給されない事態に陥りました。また、ボリビアのコチャバンバでは細菌が混入するほど水質が悪化した他、水道料金は4倍になりました。
支払いができない人達は水道を利用できなくなり、その結果、感染症が蔓延して多くの死者が出たそうです。
水道民営化と水道料金の値上げに対して、市民が起こした反対運動は「コチャバンバ水紛争」とも呼ばれており、大規模な暴動も起こりました。
実は、2000~2016年の間に、世界33カ国の267都市が民営化をやめ、再公営化したというデータもあるのです。
何事もメリットとデメリットがあるとは思いますが、失敗事例が多いと言う話を聞くと、心配になってしまいますね。
水道民営化の真の理由
なぜ、日本は最近になって水道民営化を推進し始めたのか…水道施設の老朽化や自治体の脆弱化等の解消のためとされていますが、裏の理由があるという噂があります。
世界には水メジャーと呼ばれる、国をまたがって水道事業を展開する巨大民間企業が存在します。
中でも有名なのが「3大水メジャー」と呼ばれる、フランスのヴェオリア・エンバイロメントとスエズ・エンバイロメント、イギリスのテムズ・ウォーター・ユーティリティーズ。
今や世界中で、こういった企業による水ビジネスが展開されており、水道民営化により日本の水道事業への参入も可能になった訳です。
そして、日本政府ははじめから外資系の水メジャーが日本の水道事業を担うことをもくろんで水道民営化を実施したと言われています。
その通りになれば、水道の利用料が外資系企業に支払われることとなり、つまり日本国民のお金が外国に流れることになるのです。そのため、「日本政府は水道事業を外資に売り飛ばした」と言われてしまっています。
また、民営化を推進してきた内閣府に水メジャーのヴェオリア・エンバイロメントの日本法人社員が出向していたことが発覚しています。
そして、この企業の幹部と政治家の間で繋がりがあり、水ビジネスで互いに利益を得るために、この政策を進めていたという話もあるのです。
水道民営化を盛り込んだ水道法の改正は、2018年12月5日午前の参議院本会議で通った後、同日午後の衆議院厚生労働委員会で可決。そして翌日の12月6日の衆議院本会議での採決により、与党等の賛成多数で成立となりました。
かなりのハイスピードで改正法案が決定したのです。実際に、野党から「なぜ会期が短い臨時国会にこんな重要法案を、短い審議時間で成立させようとするのか」「審議不十分だ」と批判されています。
また、審議の中で厚労省が調べた海外の水道民営化の失敗事例はたったの3件だと発覚。水道民営化の失敗事例が多くあることを隠したかったのでしょうか?
一部では与党のゴリ押しと言われてしまっている水道民営化…異例の速さでの可決は、何だか不自然に感じてしまいます。
そして、ヴェオリア・エンバイロメントは、ロスチャイルド系の企業でもあります。ロスチャイルドと言えば、陰謀論や都市伝説で有名な、世界を裏で牛耳ると言われている一族ですよね。
かなりの権力と資産を持ち、様々な企業の設立や出資、株式所有を行っており、ヴェオリアもその内の1つです。日本の政治家が逆らえない程の絶対的な力を持ち、利益獲得のために各国の政府を裏で操ることもできると言います。
実際に、ロスチャイルドの操り人形のような政治家が日本政府の中にも複数いるのだとか…。不自然さが目立つ水道民営化の裏には、国民の知らないところで仕組まれた利益誘導があるのかもしれません。
さいごに
水道民営化や水質基準の見直しが行われている一方で、日本の水道水が危なくなっているといった様々な噂が広まっています。
その1つが、水道水にフッ素が入るという話です。海外では虫歯予防の観点から実際に行われており、将来的に日本でも実施される可能性はゼロとは言えません。
フッ素は使い方によっては毒にもなり、その性質を利用して人体に悪影響を与えようとしているという陰謀論も存在します。過去、実際にナチスが神経毒として使ったこともあり、同じことが再び行われるとしたら恐ろしいですよね。
また、水道水に含まれても大丈夫とされる農薬の量が、水質基準の見直しにより緩和されたことも気になる話題です。これによる水質の悪化や、人体への悪影響が懸念されており、
実際に水道水が薬品臭くなったと言う訴えも出てきているようです。
そして、2019年から開始した水道民営化。海外での失敗事例も多く、水質悪化や料金の値上がりを心配する声が国民からもあがっているようです。
この民営化の裏には、政府による外資系水メジャーへの利益誘導があったとも噂されており、異例のスピードで法案が可決したことも不自然に感じてしまいます。
水は日々の暮らしで必要なものです。それが、私達の知らないところで危険になっている…と考えると怖くなります。既に浄水器を利用する等の対策を取っている方もいるようです。
将来を考えて、こういった何らかの自己防衛を行った方が良いのかもしれませんね。