【投稿者:うどん職人さん】
日比谷線には1つの都市伝説がある事をご存知ですか?
それは地下を走行中、自身のとなりの席には誰も座っていないはずなのに、車窓を見るとそこにはちょっと苦しそうな、そして悲しそうな顔をした人たちが写りこむというものです。
はっきりした事は分かりませんが、そこに写り込んだ人たちは、1995年に起きた「地下鉄サリン事件」、もしくは2000年に起きた「列車脱線事故」の被害者の例では?という噂があります・・・。
私が奇妙な体験をしたのは、まだ肌寒さも残る3月頃、築地駅付近を走る日比谷線の車両の中
その日、僕は仕事で取引先に向かうため、地下鉄日比谷線に乗っていました。取引先は六本木です。
車内は割と空いていたので僕は書類がたくさん入って重くなったカバンを膝の上に抱えてシートに座っていました。
ここ最近仕事が忙しくて夜遅くまで残業が続いていました。そんな疲れの影響か、僕は電車に乗るなりウトウトをし始めたんです。するとどれだけ時間が経ったでしょう。何か肩をトントンと叩かれたような気がして目が覚めました。
ん?六本木についたのか?
ちょっと寝ぼけた感じで周りを見渡しました。けれどまだ僕が乗った電車は六本木には着いていないようです。なあんだ、と思って僕はまたウトウトとし出しました。するとまた僕の肩をトントンと叩かれたような気がしたんです。
今度ははっきりと目が覚めました。いや、こっちは疲れてるんだから起こさないでよ。そう思って周りを見渡したんですが、やはり僕の横には誰も座っていません。
いつもは比較的混んでいる日比谷線ですがその日は珍しく電車の中には乗客はまばらでした。
なんだ??
何か違和感のようなものを感じつつ、ふと向かいの車窓を見た(というか視界に入った)のですが、そこには……僕の左右に男の人と思われる人影が写っていたんです。そして二人とも何か悲しそうな顔をしてこっちを見ているような気がしました。
あれ??僕の横には誰もいなかったよな……
車窓に写りこむ光景を見た時、一瞬僕はその光景がよく理解出来ませんでした。でも何度見ても間違いなく車内の様子を写した窓には、僕と、そして横に知らない男の人たちがいたのです。
軽い寒気のようなものを感じつつ、頭も徐々に眠気から冴え初めてきました。その車窓に映る光景はとてもではないですけれど現実のものとは思えませんでした・・・。
僕は本当に怖くなってすぐに隣の車両に逃げ込んだんです。
一瞬後ろを振り返りましたが、やはり僕が座っていた席には誰も座っていませんでした。でも窓に写り込んだあの悲しげな顔をした人たち・・・。あれは地下鉄サリン事件、もしくは列車脱線事故で亡くなられた方の霊だったのでしょうか。
ほ~ 日比谷線にこんな都市伝説があったとは。
初耳でした。
確かに日比谷線の過去を見ると、地下鉄サリン事件や脱線事故など、これまでに陰惨な事件・事故が発生している路線でもありますからね。このような都市伝説が生まれるのも自然の摂理のようにも思えます。
実はこれ系の体験談って正直ツッコミどころが満載なのが多いんだけど(というか8割型?w)、ただ今回の体験談、自分は結構ガチっぽい印象を受けましたし、この投稿者が体験した情景をリアルにイメージすることができてちょっとだけ感情移入もしちゃいました。
皆さんはいかがでしたか?
構成的にはいかにも「ほんとにあった怖い話」に出てきそうな展開だけど、クライマックスのシーンでは私の頭の中ではちゃんと「キュイーーーーンッッ!!」って例の効果音も鳴ってました笑
どなたか映像化求む。
編集長満足度:星3★★★☆☆