
【投稿者:たっくんさん】
これは僕が大学生の時に実際に体験した出来事です。
その大学では、ちょっと信じがたいような都市伝説がありました。それは…
『大学の近くにある某喫茶店で、昼下がりに逆ナンパのスポットになっている場所がある』
と言うのです。
果たしてそんな場所が本当に存在するのか。早速調査を開始するも。。
その喫茶店でラッキーにも逆ナンパされた人は ”おいしい体験” ができるという噂でした。
実際にうちの学生もその某喫茶店で、年上の女性から声を掛けられて ”おいしい体験” をした連中が多数いるという噂もありました。
とはいえ結構あやふやな話ですし、誰に聞いても店の具体的な場所や名前は分からずじまいでした。
まあ逆ナン自体がいかにも都市伝説っぽかったのですが、年上好きの友人と「そんなスポットがあるのならぜひ一度は行ってみたいなあ」と言う話になり、大学近所にある喫茶店を片っ端から回ってみる事にしたのです。
ですが、大学から歩いて行ける範囲の喫茶店という喫茶店をしらみつぶしに回ってみたのですが、結局女の人から声を掛けられることは無く、それどころかそれらしい雰囲気の人がいるお店すらも見つける事は出来ませんでした。
友人は「やはりただの都市伝説だな」という話で片付けようとしたのですが、僕は少し意地になっていて自転車で行ける所まで範囲を広げて一人で喫茶店巡りを続けました。
結局見つからなかった喫茶店。だた、僕には1つの仮説がありました。
僕には一つの仮説がありました。
「大学近くの喫茶店」という条件からは外れてしまうのですが、逆ナンで声を掛けたり掛けられたりする場合は、顔見知りと出くわす可能性が高い大学周辺は避けるのではないか、という仮説です笑
昼下がりに空いた時間を見つけては、あちこちの喫茶店まで足を運んでいたのですが、大学から郊外の方面に自転車で20分ほど行ったところに雰囲気の良さそうな小さなカフェがありました。
時間は午後3時前くらいで、僕が入ろうとすると中から『仕込み中』という看板を持ったエプロン姿の女の人が出てきてかち合わせになりました。
「今日の営業はもう終わりなんですか?」
「ん?大丈夫よ。入って入って。今日は君一人みたい」
良くわからないまま店員さんに促される形でお店に入りました。
中には主婦らしい女性客のグループがいて、一斉に入り口の僕の方を見て、恥ずかしくてちょっと戸惑いました。あまり近づくのも変ですし距離を取りすぎるのもおかしい気がした僕は、そのグループから少し離れたテーブル席に座りました。
お店のメニューを見ながら、僕はチラッとその女性客の様子をうかがったのですが、彼女たちはまだ僕の方を見ていてクスクスと笑いながら「ヤダ。こっち見てるわよ」という声が聞こえてきます。
僕を引き入れてくれた店員さんが注文を取りに来たのでアイスコーヒーを注文すると、珈琲が来るよりも先に女性客のグループから2人が僕のテープルに来て「相席して良い?」と聞いてきたのです。
「!!?」
ついに見つけた喫茶店。その実態は都市伝説通りの場所だった。
他に空いている席が沢山あるのに変だと思ったのですが、もしかするとここが探していた ”某喫茶店” かもと言う期待もあり「はい」と答えました。
マナミさんとミキさん(共に仮名)という二人は、自己紹介もそこそこに
「君は、このお店って初めてだよね?」
「君は学生さん?」
と二人は矢継ぎ早に聞いてきました。
「はい初めて来ました。○○大に通ってます」
と行って学生証を見せました。どうも二人から身元のチェックをされているようです。
「で君は、ここがどういうお店か見当ついてる?」
「え、ええ。なんとなく」
「じゃ君のコーヒーの伝票を持って行った人について行くようにね」
と言われたのです。
後で話を聞くと、女性たちは気に入った男の子を決めると、その子の伝票を持って会計を済ませるのがサインになっているそうです。どうも今回はマナミさんとミキさんが僕の事を気に入ってくれて、まずは様子を伺いに来たと言う話でした。
2人とも30代前半で主婦をしているようでした。どちらの方も魅力的でその事を褒めるとマナミさんは
「若い子と遊んでいるからね」
と笑います。
すると、その隙をつくようにしてミキさんが素早く僕の伝票を持って立ち上がり、僕はミキさんについて行くことになりました。
そのあとの出来事は皆さんのご想像にお任せしますが、その喫茶店はなんでも ”若い男の子との出会いを共有する場” を提供しているようで、そこを利用する客は喫茶店を介さないで若い子と直接接してはいけない、というのが一つのルールだそうです。
それからの僕はその喫茶店を幾度となく訪れて、ミキさんやマナミさん、それに他の女性にも伝票を持って行かれることが何度かありました。
のちに大学の別の友人から「逆ナンパされる喫茶店の噂話」の話題が出たことがあったのですが、あまりこの噂が広がるのもマズイと思った僕は、わざと「大学近くの喫茶店」という話にして伝えています。

この話、ちょっとすごくないですか。
そして皆さん気になるのはやはり『どこの大学か!?』という部分ですよね。
投稿者のたっくんさんに追加で情報を探ったところ、
『関東にあるS大学』というところまで伺うことが出来ました。
これ以上はNGみたい。
ちなみに関東にあるS大学というと…専修大学、成城大学、あとは成蹊(せいけい)大学あたりでしょうか。
その ”某喫茶店” がまだ現存しているかは不明ですが、探してみる価値はあるんじゃないでしょうか。
皆さんこんばんは、KEIJINです。
我がFM都市伝説情報局に、とんでもない投稿が舞い込んできました。
とにもかくにも、まずは見てください。