この本は世界の心霊写真ギャラリーから始まります。
モヤの中に霊の顔が映っていたり、墓地に少年の霊が立っていたり、背筋が寒くなります。
第一章は、恐怖の幽霊会談ファイルです。
過去の心霊現象がまとめられており、多くは住宅の中で起こっています。
中古住宅を購入後、怪奇現象に苦しまされ、調べると過去に惨殺事件が起きた家だったり、エクソシストに除霊を頼むものの、数日後にはさらなる惨事が起こったり、気がおかしくなりそうな事件ばかりです。
悪霊たちに操られて、人間側が追い出されるという信じられない事件が、実際に起こっているのです。
目に見えない幽霊に殺されるかもしれないと、身の危険を感じてしまいます。
第二章は、死後の世界は本当にあるかどうか、です。
死んだ後のことは分からないし、脳の錯覚だと思っていました。
しかし、異なる宗教間でも、描かれている死後の世界は、大体同じものなのです。
日本で言う三途の川は、ギリシャ神話でも出てきますし、天国か地獄かを決める審判についても出てきます。
人間はどの宗教であっても、死後の世界の記憶があるのかもしれません。
臨死体験についても、臨死体験をした人のほとんどが同じことを語っています。
とても神秘的な世界だそうで、国籍や性別、年齢もほとんど関係なく、似た体験談で驚きます。
未だ科学的研究は進められているところで、解明が待たれるところです。
他に、霊との不思議な交流では心温まる内容が書かれています。
転生についてはダライ・ラマの事例を挙げて説明されています。
実際に現在も心霊現象が後継者選びに利用されていることにはびっくりです。
第三章では心霊現象のミステリーについてです。
写真に映りこむ心霊や、謎の光球、オーブ等について書かれています。
オーブはパワースポットでよく写真に写るようなので、精霊が現れたものかもしれません。
我々に一体何を伝えようとしているのか気になります。
エクソシストの話も興味深いです。
エクソシストとして有名なウォーレン夫妻は、現実に悪魔から苦しめられる人たちを救うため、危険を冒して除霊をしています。
除霊により救われる人が多いことに驚きましたし、エクソシストの力は信じられると確信しました。
この本を読む前は、幽霊の存在を疑問に思っていましたが、世界各地から報告された実話を前に、その存在を信じられるし、信じるべきだと思いました。
心霊現象は、私たちに何かを伝えているかもしれません。
そのまま放っておくだけではなく、自分の周辺に何か起こるのではないか?と注意深く生活したり、普段の行動が何か間違っていないか?と考えるきっかけにすべきではないかと感じざるをえません。
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