アドルフ・ヒトラー、彼ほどにこの世界において広く名を知られている人物は存在しないでしょう。
いわく、20世紀最大の怪物、独裁者の中の独裁者、史上最悪の独裁者、悪魔。
彼の名はありとあらゆる邪悪な意味の代名詞であるとすら言えます。
数百万人にも及ぶ罪無き人々を収容所で殺し、全世界において数千万人にも上る死者を出した第2次世界大戦を引き起こしたのですから、それも当然と言えるでしょう。
それ故に、アドルフ・ヒトラーという名は世界各地においてタブーとなっています。
彼の名を聞くだけで怒りに燃えたぎる人も、恐怖で震え出す人も大勢いるでしょう。
彼らは口々に言います。ヒトラーは死んだのだ、二度とあのような邪悪な怪物を生み出してはいけないと・・・・・
しかし、この世界には存在しているのです、ヒトラー生存説が。
聞く人が聞けば錯乱するような恐るべき都市伝説とはどのようなものなのでしょうか、その詳細について述べていきます。
ヒトラー生存説の全貌
一般的にヒトラーは1945年の4月30日にベルリンの総統地下塹壕(そうとうちかざんごう)で自決したとされています。
愛人であったエヴァ・ブラウンと結婚して、そのまま二人で自殺したそうです。
彼の遺体は部下たちによって焼却され、ベルリン郊外に埋められました。
戦後にソビエト連邦によって遺体の検証がなされており、確かにヒトラーの遺体であると報告がされています。
ですがヒトラーの死体検証はソビエト連邦以外の国は一切立ち会っておらず、回収されたその遺体もずっと秘匿にされています。
ヒトラーは死んでいる、そういった情報はソビエト連邦が一方的に言っていたことを信じているに過ぎない状況なのです。
事実としてソビエト連邦が発信したヒトラーの自殺方法は、拳銃自殺と服毒自殺の二つがあり、疑わしい面があります。
それ故にかつてより多くのヒトラー生存説が唱えられてきました。
事実としてナチスの高官たちの多くは第2次世界大戦後に南米への逃亡を行っています。
ヒトラーもまたそういった経路を利用して、南米へ逃亡したとされているのです。
しかし、その後に伝えられたヒトラーの姿は広く知られている姿とはかけ離れたものでした。
ヒトラーは南米で黒人女性と恋愛に陥って、90歳を過ぎるまで生き延びていたそうなのです。
そこには第2次世界大戦を引き起こした独裁者の顔はなく、ただ一人の平穏を望む老人としての顔があったそうです。
あれほどまでにドイツ人である事に、誇りを持てと言っていたヒトラーが、別の人種の女性と恋愛関係に陥ったのはその証拠かもしれません。
この話の正確な真偽は分かりませんが、どちらにしても第2次世界大戦を最後にアドルフ・ヒトラーという人物が、この世界に直接的に大きな影響をもたらす事は無くなりました。
しかし、アドルフ・ヒトラーという名前は今も、そしてこれからも大勢の人の中で生き続けるのです。史上最悪の独裁者、悪魔として。それが彼に対する罰なのでしょうか・・・・
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